2014.12.31 10:00 【サッカー通信】W杯トップ選手“華麗なる転身”…「プロレスラー」「俳優」「格闘家」「DJ」の人生模様

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    2015年01月05日 10:13 visibility183
サッカーの世界で一時代を築いた各国の名手たちで、現役引退後に転身を遂げる人物も多い。日本代表の中盤で長らく活躍し、2006年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会後に引退した中田英寿氏はスポーツメーカーのゴルフ部門のアンバサダーに就任した。ドイツ代表GKだったティム・ビーゼ氏は米国のプロレス団体「WWE」のリングに登場、正式デビューが近いとの憶測が飛んでいる。過去のスターに目を向けると俳優、ゴルファー…と多彩な「その後」を過ごしている。

 ■本気でゴルフ!?

 日本のスポーツメーカー・デサント社は11月25日、同社が展開する「デサントゴルフ」のアンバサダーに中田氏が就任する、と発表した。中田氏は今後、同社のゴルフ用品を使いながら競技に取り組んで意見を伝え、商品の機能や展開に生かしていくという。

 新しい試みとして、同社のホームページ上では随時、中田氏がゴルフに取り組んでいる姿を紹介していく。契約会見で中田氏は「どんなスポーツをやるにしても、プロを目指すようなトレーニングをしたいし、中途半端にはできない」と、本格的に競技に取り組む意気込みを語っている。

 元ウクライナ代表FWで、イタリア1部リーグ(セリエA)のACミランなどでも活躍したシェフチェンコ氏もゴルファーの道を歩む。2013年9月、欧州ツアーの下部ツアーでデビューした様子を英テレグラフ紙の電子版が写真入りで伝えている。趣味が高じてプロゴルファーに転身したという。12年の欧州選手権終了後に現役を引退したシェフチェンコ氏は、野党の一員として選挙に出馬するなど精力的に活動している。

 ■武器は肉体!!

 ドイツ一部リーグのブレーメンなどで活躍した元ドイツ代表GKビーゼ氏は11月15日、同国のフランクフルトで行われた米国のプロレス団体「WWE」の興行でリングに登場した。英デイリーメール紙の電子版は、リングで上半身をむき出しにした写真を紹介。今回は試合出場こそなかったものの、正式デビューを目指してトレーニングを続けていくという。

 元フランス代表のサイドバックで、1998年ワールドカップ(W杯)と2000年欧州選手権の優勝メンバーでもあるリザラズ氏は、2009年のブラジリアン柔術の欧州選手権の「青帯シニア1」というカテゴリーで優勝。サッカーと同じく、柔術の両方でも欧州でトップに立った。

 ■異色の道も…

 有名なところでは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍した元フランス代表のカントナ氏。1997年に現役を引退すると俳優に挑戦。98年の『エリザベス』出演をはじめ、複数の映画に出演している。さらに舞台にも立っているという。

 1990年代後半から2000年代前半にスペイン1部のバレンシアやバルセロナで活躍、スペイン代表でも貴重な戦力だったメンディエタはDJとして活動中だ。

 英デイリーメール紙の電子版は10月、近況を伝えるインタビュー記事を掲載。現役時代は試合が終わった夜に帽子などを着用してナイトクラブに足を運び、ターンテーブルに触れていたことを明かし「誰もDJが僕とは知らなかったんじゃないかな」と笑っている。

 多彩な「その後」にあって、共通しているのは「本気」であること。いかにもプロで鳴らした名手たちらしい。


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