本田 ラツィオ移籍消滅、レアル戦に期待

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    2012年02月01日 15:58 visibility90
CSKAモスクワの本田圭佑(25)ラツィオ移籍は成立せず、
冬の移籍市場は31日閉じることになった。
ジブリル・シセ(30)を売却して資金を調達したラツィオだったが、
CSKA側が要求する移籍金(1500万~1600万ユーロ=15、16億円)
と折り合いがつかず、分割払いの要求も拒否されて破談となった。 

 数々の移籍の噂が絶えない本田。
ただ今回は本田側とラツィオの合意がなされていてあとは
クラブ間の問題という具体的な報道も上がっていた。
ただしラツィオ会長と本田の直接接触などの報道は、
本田がリハビリでスペインにいることもあり誤報であったようだ。
1月31日午前の時点でのイタリア紙は本田の移籍について楽観的だったが、
午後には急転、
スカイスポーツなど複数イタリアメディアが「CSKAがオファーを拒否した」と報じた。 

 ラツィオはそれを受けチェゼ―ナからアントニオ・カンドレーヴァ(24)を獲得、
また重ねてアルゼンチン人のGKファン・パブロ・カリソ(27)の放出も発表した。
カリソの放出は本田のためにEURO圏外選手枠を開ける手段であったが、
結局それも無駄になってしまった。 

 ネックとなったのはやはり移籍金だった。
2010年移籍金900万ユーロの4年契約という完全移籍で本田を獲得した
CSKA側は以前から移籍話では強気の姿勢を崩さない。
なんとしても本田を獲得したいラツィオは、
シセを放出して資金をねん出して迫ったが合意には至らなかった。
本田は現在故障療養中であることから、
ある程度の譲歩を得られるのではないかと考えたラツィオに対して、
CSKA側の態度はあくまでも固かったという結果だ。 
   
 セリエAはヨーロッパでは屈指の守備力が強いリーグ。
フィジカルに強くボールキープ力に長け、
スタミナもある本田の攻撃的プレーはフィットする可能性が非常に高い。
移籍消滅はファンならずとも残念だ。
現時点で膝の故障を抱えている本田にとって寒いロシアと
人工芝でのプレーは決していいとは思えない。
一方で故障中であるにも関わらず、
移籍話が本格化するという事実は彼への評価が高いことの表れでもある。
彼自身が「故障したのは更なるステップへ進むのに必要な機会」と捉えている。
本田圭佑は更なるステップへ。
まずはレアルとのチャンピオンズリーグでのゲームで
その勇姿を見せてくれることを願って止まない。

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