難題(クラブライセンス)

  • sweet
    2011年09月15日 07:51 visibility224

今朝はちょっとだけ難しい話題。


各Jリ-グクラブ、
来年6月に申請期限を迎えるクラブライセンス申請 (申請書の発行は来年1月~)

もしかしたらJリ-グから撤退しなくてはならない既存のチ-ムも出てくるかもしれないという、ちょっといやな部分もあるこの制度。


もちろん良い面もたくさんあるけど・・・


ちょっと頭から離れていたこのクラブライセンス制度のことが頭に浮かんできたのは、


今シ-ズンを持って、ジェフリザーブズがJFLから撤退することが先日発表されてしまったとき。


2年前の三菱水島FCに続いて、2008年当時、栃木SCやカタ-レ富山とも共にJFLを戦ったチ-ムが撤退していってしまうことに寂しさを感じました。


撤退理由は
まず第一に

トップチ-ムの下部組織としての役割(選手を育ててトップチ-ムのジェフユナイテッド千葉に送り出すこと)を果たせなくなってきたことが挙げられていましたが


でもやはり本質は二番目に挙げられていた理由にあるのでしょう。


・ジェフユナイテッド千葉として、金銭的にJFLを保持するのが厳しくなってきたから



今、Jリ-グと触れ合っているいちサポーターとして見てみても、多くのチ-ムの収入状況が芳しくないのは分かるのでジェフユナイテッド千葉としても
致し方ないなと思うもののそれでもさびしいものです。


先日、エスパルスの資料をいただきましたが
2010年の収入(売上高)は3486百万円
(収入源としていちばんを占めるのは、興行や物販、Jリ-グ分配金などよりもなんといっても広告収入!3486百万円のうち1274百万円が広告収入でした)


対する2010年の支出は3567百万円(内訳でいちばんをしめるのはチ-ム人件費で1453百万円占めていました)


このことからも
安定した経営=チ-ム作りをするためには


いかに広告スポンサーさんを集めて

いかに人件費を削るか


人件費を削り過ぎたら、良い選手の確保、良いサ-ビスが出来なくなってしまうし

バランス難しいなと思います。




J1中位のエスパルスでもこの状況。


他にもっと経営状態が苦しいクラブがあるのはもちろんで


J2には債務超過のクラブチ-ムもいくつか。


2013年度からのJリ-グクラブライセンス制度の導入によって(さっきも書きましたがクラブライセンス申請期限は来年6月。そして約半年後の11月30日までには審査が終わり、そこで翌年2013年からのJリ-グ参加の可否が出てしまう)



来年6月のクラブライセンス申請期限までに債務超過を解消しなければ!
と必死にいま活動しているチ-ムもいくつかあります。


チ-ムが財政難からJリ-グを撤退することもツライですが



もっとツライのは
撤退しカテゴリーが下がることで、
実力に見合った上のチ-ムに行くためにそのチ-ムを出ていく決断をせざるを得ない選手たちもどうしても出てきてしまうこと。


なんか朝から寂しい話題になってしまいましたが


困ったときはお互い様、で
サポーターレベルでも他のチ-ムへ手を差し延べていけたらいいのになぁと思います。


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JFLから撤退してしまうジェフリザーブズですが

7月頃から急に力をつけてきていたんですよね!


私自身も先月、市原臨海陸上競技場に観に行ったSAGAWA SHIGA戦で、何人か
お♪と思わせてくれた選手たちもいました。


JFL以上のカテゴリーでプレーするために
ジェフリザーブズからの移籍を選ぶメンバーも出てくるかもしれません。


早くまたサッカーをやる場所が見つかってほしいなと思います!



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チ-ムがもしも、のときのためにも
私も稼がねば!!(笑)


とりあえずお仕事に
行ってきますっ
f^_^;


※『クラブライセンス制度』
2013年度からはクラブライセンス制度を与えられたチ-ムだけがJリ-グに参加出来る。


ライセンス交付におけるチェックポイント
1、育成年代の整備 
2、競技場整備 
3、財務・法務

・単年度の赤字は容認するが、3年連続は認めない。
・U-18、U-15、U-12の各年代で、大会に出場できるレベルのチームを持つこと。
・固定の練習場も義務付ける方向

・毎年、各クラブの財務面、施設面などを厳しく審査しライセンスを交付。・取得できないクラブはJ1、J2に参戦できず、JFLへ降格。


・審査項目はスタジアムなどの施設、クラブの財務内容など5分野。計56項目。
・各項目A~Cの3段階、44あるA項目は必須要件。
・B項目は満たさないと制裁(ライセンスは交付)。

C項目は推奨される要件。・施設基準と財務基準が重視される。


・スタジアムの収容人数はJ1が1万5千人、J2は1万人と従来通りだが厳格に適用
 (例:J2徳島は今のままではJ1に上がれない。J1柏は本拠地を増築する。)


・債務超過・3年連続赤字のクラブには原則ライセンスが下りない。(12年度から)


・審査機関は第一審機関、上訴機関と2段階
 弁護士/公認会計士.有識者の3人で構成、リーグ/日本サッカー協会は入らない。

・4月末アジアサッカー連盟(AFC)に原案提出、細部確認後、11月末に承認。


(また何か分かったら追記しておきます )

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