清水エスパルスvsサンフレッチェ広島@アイスタ・現地観戦レポ後半編

  • sweet
    2015年09月28日 12:51 visibility857

清水1-5広島

清水は前節の浦和戦に続いて大差での敗戦。

現在、年間順位首位を走る浦和や2位の位置にいる広島と

年間順位最下位にいる清水とを分けているものは?


清水の河井選手は、最後の精度の差だと言っていましたが、確かに、この試合前のシュート練習からも、両チームの大きな差を感じました。

試合前のシュート練習といえば外しまくるのが当たり前

J1と言えども、そうしたチームも少なくないのですが、

広島のシュート練習には驚かされました。

いろんな角度から、ゴールの右、左、クロスバーギリギリなど、ありとあらゆる場所へバシバシ枠を捉えまくるシュート練習をするサンフレッチェ広島の選手たち

そのシュート練習を見ただけで
現場にきた価値を感じたほど。


J1に居るのなら、どこのチームもこの広島の選手たちのように、試合前のシュート練習からバシッと決めてほしいもの。

だいたい、試合前の、前に敵がいないシュート練習で外しまくっているようでは、試合中にゴールを決めるなんて不可能に近いんでしょうね。


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前半、ドウグラス選手と水本選手のゴールが決まり、後半は広島の2点リードの状況でキックオフ




ドウグラス選手が接触プレーで痛め、



ベンチに呼ばれて走る野津田選手




一度はバツマークまで出されたものの、強靭なドウグラス選手は何事もなかったかのようにピッチに戻ることになり


戻ってきた野津田選手

このあと悔しさをあらわにしていました。

その約5分後
広島最初の交代は
佐藤寿人選手に代わって


浅野選手



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清水の二人目の交代は
枝村選手に代わって村田選手


するとこの村田選手の右サイド突破を基点に、試合の流れが清水に。

そして後半19分大前選手のフリーキックから鄭大世選手が頭でゴール!


そこからさらに攻撃力を上げて同点に追い付こうとする清水に広島が苦戦

村田選手のクロスからウタカがシュートを撃つ回数もアップ

広島にはとてもしんどい時間帯でした。


前半から続いていた鮮やかな広島の攻めにもかげりが見え始めて。


ここで私が感心したのは、広島のサポーターの姿。


普通だったら、リーグの上位を走るチームが降格圏にいるチームに対して、主導権を握られる展開にヤキモキして、愚痴のひとつも吐き出したくなるはず。

でも、広島のサポーターは、ひとつひとつのファインプレーの度に選手に拍手を送り、じっと、この苦しい時間帯をチームと一緒に耐えていたのでした。


同点に追い付かれる怖さを抱えながらも。



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広島の二人目の交代はミキッチ選手から清水選手。


佐藤寿人選手をすでにベンチに下げ、ミキッチ選手も下げ、チームの二枚看板がベンチに下がって

普通ならばチーム力は落ちておかしくないはず。

でも、広島は違いました。
交代で入ったこの清水選手が、ミキッチ選手がやっていた役割を、まったくそのレベルを落とさずに同じように発揮していたことに感心!


そしてその交代から2分後、苦しい状況を撃ち破ったのが浅野選手のゴール!
相手のミスからボールが前に転がると冷静にGKの位置を見てシュート



同点に追い付かれてしまうかもしれない苦しい耐える時間が続いていただけに、
広島サイドの選手もサポーターもこのゴールに大興奮

浅野選手が真っ先に向かったのは


同学年の野津田選手のところ


佐々木翔選手も吠え


ミキッチ選手も吠え


自分の代わりに入った浅野選手のゴールを佐藤選手も祝福


後半35分さらに浅野選手が追加点



ドウグラス選手からのパスを受けての浅野選手のゴールシーンでしたが、
もはや清水の守備はあるのかないのかも分からない状態。

対応が遅い、バランスが変。
田坂さんが就任してから守備のてこ入れをしてきたはずなのに。

ヤコヴィッチやカルフィンヨンアピンの負傷による欠場が計算外だったとはいえ。

浅野選手が向かったのは


また野津田選手のところ!








刻々と残り時間が少なくなっていくなか


懸命にアップを続けていた野津田選手

そしてついに出番が来ました!!



駆け出していく姿が気持ちいい!!

試合に出たい気持ちがアップのときからずっと溢れていて、

近くで見ていた私は、その姿に涙腺がゆるみました。




このあとデジカメのバッテリーが切れてしまって撮影は出来ませんでしたが、

アディショナルタイムに柏選手が追加点を決めて、5-1で広島の勝利となりました。

清水は守備でも攻撃でも最後の精度の低さが露呈してしまいましたが

今回は清水が弱かったというよりも、広島の強さを感じた試合でした。


その感触は、
2013年最終節に、湘南がアウェイで広島と戦ったときの感触にとても似ていました。

そのときは1-0とスコアこそ僅差でしたが

湘南の選手たちが試合後に「自分たちもあんなサッカーが出来るようになりたい」と語ったあの試合の。


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清水は残り松本、仙台、柏、山形、甲府との残り5試合全てで勝ち点を拾う位でないと、残留が厳しいですが、チャンスがまだ5試合もあるのだから、最後まで戦いに挑み続ける姿勢をファン・サポーターにみせてほしいと思います。









































































































































































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