Fリーグ プレーオフ準決勝 湘南vs町田 /やっぱり現地に居たかった
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sweet
2018年01月17日 12:49 visibility529
昨日のオフは、毎年この時期恒例の千葉山智満寺へ
境内にある源頼朝が植えた「よりとも杉」
800年の樹齢を全うした2012年に倒れたものの
今も地元の人に祀られて
平野の向こうに広がる駿河湾の景色を優雅に見下ろしている。
昨日そんな「お杉さん」の写真を撮ってみたら
おしゃれな緑のスカーフを首元に巻いた姿みたいになって現れたからびっくり☆
来年はどんなおめかしで登場してくれるかな(笑)
☆☆☆
日曜は、駒沢まで応援に行くことが出来ず、PC前で中継のスタンバイ。
時間になり、その画面に現れてきた相手のGKを見て驚いた。
その選手は
その試合前日、私たちが座った隣のブロックで、
湘南とすみだの試合を最初から最後まで真剣に観ていた選手のひとりだったから。
14時半キックオフの第一試合を終えて大阪に勝利した彼らは
会場にそのまま残って
翌日の対戦相手の試合を自らの目で確認していたんだな。
☆☆☆
「あの選手ユーゴ系だと思う!ぜったい名前の最後に『ッチ』が付く!」と豪語した私の予想は外れていた。
見た目で
旧ユーゴスラビアの出身に見えた「あの選手」は、
なんとかっちという名前でもなければ
ユーゴ出身でもなく
ブラジルはサンパウロ出身のピレスイゴールというゴレイロの選手だった。
去年帰化して、日本代表のメンバーとしても活躍していることを知った。
☆☆☆
サッカー界でも
地域リーグくらいのカテゴリーだと
選手自らスカウティングに残っている姿を見掛けるというのはたまにある。
だけど、スタメンを張るような主戦力のメンバーが、試合の最初から最後まで別チームの試合を観ているかというとそんなことは滅多にない。
だから
町田の彼らのことを素直に素敵だなと思った。
しかしそれはそれ。
この日は町田は敵で
私のハートは完全にベルマーレ。
☆☆☆
町田の選手はそうして翌日に戦う相手の試合を、
翌日のゲームを「イメージ」しながら観戦出来ていた
彼らは14時半キックオフだったのに
湘南の選手たちは17時半キックオフだった
疲労回復のことを考えれば
2日連続の試合においてこの3時間の差は大きい。
悔しかった。
そもそも
アジアに向かう、世界に挑む、その代表チームを決める大切な試合をなぜ
2日連続でやってしまうのか。
ついでに・・・
これを言ってしまったらベルマーレもこの大会に出ることは出来なかったけど
なぜFリーグはこうしてプレーオフでアジア大会に進むチームを決めるのか?
リーグの年間チャンピオンに輝いた名古屋がそのまま日本代表としてアジア大会に進出するのではダメなのか?
年間リーグの勝ち点1の重みは?
数年後
自分がフットサルとFリーグのことに少しは詳しくなったときが来たとして
この日記を読み返してみたら
赤面することになるかもしれないけど
フットサルとFリーグに触れあったばっかりの今だから感じる純粋な疑問として記しておきたい。
☆☆☆
試合開始早々は
そんなにスコアが動かないスポーツなんだと
これまで3試合観戦した経験則で単純にフットサルという競技を分析していたというのに
その分析内容はいきなり覆される。
陣形を取ったこの日の湘南の先発ラインナップを観て、あれ?何かちがう気がする
などと根拠のない違和感に戸惑っていた開始早々43秒のことだった。
森岡薫選手に豪快に先制点を決められてしまった湘南。
年間順位は町田が1つ上だったから、勝たなければいけなかった湘南にとって痛恨の失点。
どんどん白熱していったゲームは
レフェリーやチームメイトが必死に仲裁に入るほど。
両チーム選手たちのバトルも頻繁に起きていたほど。
もう、その途中から町田の数名の選手たちのことが憎たらしくて(笑)仕方なかった。
これまで観てきた3試合のフットサルの試合でも
これまでたぶん1000試合以上は観てきたであろーサッカーの試合でも、試合中に相手の選手をそうして憎らしく思った記憶は無いというのに。
これはたぶん今回現地観戦では無かったからということにしておこう。
相手選手の憎らしい表情など、
現地ならカメラのアップで観ないで済んだと思うし
現地なら
声を出して必死に応援していて
相手の態度などそう気にならなかったはず。
「健全な魂は
現地観戦のときのみぞ宿る」
(←私の場合)
と痛感した今回だった。
・・・
必死に追い掛ける湘南
しかし6分に滝田選手に追加点を奪われて
早くも2点のビハインドになってしまった湘南。
撃てども撃てども阻まれて何もさせてもらえない悔しさでいっぱいになっていたそんななか
17分浦上選手がゴールを叩きこんでくれたとき
ぶわっと涙がこぼれてきた。
たしかそこからずっと泣きながら応援してた。
まだ10月に初めて会ったチームだというのに
この感情は何なんだろう。
1点返してからの命を吹き返したかのような湘南メンバーの戦いぶり
その向こうから聴こえてきた湘南サポーターの応援の声
その躍動感に心臓がバクバクした!
38分にジャッピーニャのゴールが決まったものの
その前にダニエルサカイ選手にもゴールを奪われていたため、2-3で敗れてしまい
クラブ史上初めて出場を叶えたプレーオフは3位という結果で幕を閉じた。
整列挨拶に並んだ湘南の選手たちをまとめた
ゲームキャプテンの刈込選手は
それまでは気丈にしていたのに
スタンドのサポーターの顔を見るや
こみあげてきた涙を必死にこらえていた。
☆☆☆
いつか
「この日があったから」と
言える日がくるはず。
ほんのすこし前まで
リーグ戦で上位に食い込みことはおろか
プレーオフ進出などは夢物語だったというフットサル部。
それが
リーグ優勝も決して手の届かないものではないかもしれない
チャンピオンのステージに立つ姿を祝福できる日は遠くないというところまで
駆け上がってきたフットサル部を誇りに思う。
☆☆☆
クラブ史上初めてのプレーオフ進出
このクラブをずっと支えてきた人たちにとって
長年の夢だったであろうひとつを実現してみせた彼ら。
その存在と
初出場ながら3位を果たした快挙は
これからも
そのひとりひとりの名前がクラブの歴史と共に刻まれ続けていくだろうし
私たちも忘れない。
昨年フットサル部のメンバーの試合を観るきっかけを得て
普通なら、あのイベント1回限りで来なくなっても変ではないのに
こんなにたくさんの仲間がリピーターになったのは
見に行く度にその直向きさに魅せられていた人がたくさんいたからだと思う。
そして今回のこのプレーオフで
今まで以上に
ガチでフットサル部のことを応援したくなってしまった人もたくさんこのあいだの駒沢で見た気がする(笑)
☆☆☆
今シーズンのなかで忘れないでおきたいことのひとつは
今回の対戦相手だった町田のイゴール選手たちや監督さんが
これまで戦った
他の対戦相手の選手や監督さんたちが
湘南サポーターの存在や応援に言及してくれていたこと。
彼らのその言葉からは
彼らがどんな環境を望んでいるのかすごく伝わってきたし
自分達の存在が
すこしでもFリーグ界に波を起こす風になれたら
こんなうれしいことはないと思う。
☆☆☆
そしてもうひとつ
自分達がただ会場にいるだけで
こんなにも喜んでくれて、こんなにも素直にその気持ちを言葉で表現してくれたベルマーレフットサル部の存在は本当に新鮮で、嬉しかった!
昨シーズンの大阪戦みたいに
またサッカー部とコラボできたらいいなと思うし
あれよりもっともっとすごい雰囲気を作って驚かせることができたらなと思う。
Fリーグには春に選手権という大会もあるという。
そのときはサッカー部ももう開幕していて
週末の日程が被ってしまうこともあると思うけど
日程が重ならないとき
アウェイには行かれないとき
サッカー部のサポーターがフットサル部の応援に行く、
ユースの応援にいく
そのチョイスが当たり前のようになっていったら
しあわせ。
なんで応援に行くのか?
まわりに聞かれても説明はいらなくて
湘南があるから 俺らはここにいる 共に進もうぜ 勝利めざし
ただ単純にそう歌ってやればいいのだ(笑)
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