
宮崎キャンプ中に見た『霧島・新燃岳噴火』による現地の影響-状況レポート
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sweet
2011年02月23日 07:11 visibility639
クライストチャーチの地震発生から一夜。
昨晩は、NZにホ−ムステイしていた大学時代の仲間と、メールでやりとりをしていました。
一晩あけても新しい情報は入ってこない状況で
200人あまりの方がまだ瓦礫の下で救助を待っているのではないかということ。
普段は気になりながらも何となく過ぎていくニュースが
自分と関わりある場所や人であることで一瞬で目の離せないニュースへと変わる。
本当はそれではいけないんだろうけど
普段からサッカーのことや周りのことしか頭になくて
サッカーと関わりのあることや自分と関わりがあることでやっと
コトの深刻さに気づかされたり本質を知ろうと思い始める。
キャンプ中に栃木サポーターの「のりだめさん」が練習試合レポートも見たいけど今の宮崎の様子を知りたいとコメントを書いてくれていたので
今朝は、サッカーキャンプを見に行って私が目にした現地の様子を少しアップしておきたいと思います。
都城市の現状については2月12日の日記を参照してください。
栃木が本当はキャンプをやる予定だった高城運動公園にはたくさんの火山灰
都城駅前には火山灰が集められたたくさんのゴミ袋の山
でしたね。
仕事があったため一旦静岡に戻り
また宮崎キャンプに戻ってきたとき
ちょっと疲れてテレビをつけたまま寝てしまっていたんですが
真夜中に目が覚めたら
テレビではずっとライブカメラで新燃岳や高原(たかはる)町の河川の様子を映していました。

宮崎はチャンネル数が少なく、NHKとNHK教育以外は3局しかテレビが映りませんがそのうち2局がライブカメラ映像を一晩中映していました。
こちらは、富山と広島の試合をシ−ガイアに見に行った朝に
宮崎市内の繁華街(デパートの山形屋さんの前)で撮った写真。

噴煙による降灰に気をつけて運転するよう電光掲示板に警報が出ていました。
こちらは
シ−ガイアのシェラトングランデホテルの入口

こちらにも注意書きがしてありましたね。
ちなみにこちらは、富山とFC東京の試合を見に行った日の駐車場の車

これも火山灰です。
電車にも影響が

高城運動公園に積もった火山灰

普通の砂のようですが
火山灰は酸性なため植物の成長にも悪影響を与える(正確にはアルミニウムが熔けだし、植物の育成を阻害する)し
たくさん吸い込んだ場合、人間や動物の呼吸器系統にも悪影響を与えてしまいます。
この日は私も夜まで胸のあたりが痛いままでした。
宮崎や鹿児島にいる方たちが
朝の天気予報を見てチェックするのはお天気や降水確率だけではありません。
風向きです。
火山灰がどちらに飛ぶ日なのか確認してマスクをして出かけるなどの注意が必要です。
私も天気予報が伝えてくれる本日の火山灰が飛ぶ方角予想を見てからホテルを出る毎日でした。
と言っても私が滞在していたのはわずかに9日間。
毎日、噴火と火山灰を気に悩まされている地元の方たちの苦労は大変なものだなと感じました。
また、宮崎合宿ではホテルと試合会場のあいだをタクシー移動することが多かったんですが
どの運転手さんも必ず言っていたのが、
宮崎は災難続きでしたよ(涙)という言葉でした。
鳥インフルエンザ→口蹄疫→噴火・・・→また鳥インフルエンザ
確かに、昨年の夏に口蹄疫の義援金募金活動が各スタジアムで行われたばかりだったなと思いました。
それが終息を迎えたところでの今回の噴火でした。
今年の1月10日に宮崎では中田英寿率いるTAKE ACTIONチ−ムとロアッソ熊本が、口蹄疫被害にあった宮崎のためのチャリティマッチを開催してくれていましたが
一人一人が出来ることを 出来る範囲で行動を起こして
その結果で何かに役立つことが出来ればいいなと思います。
私は日本の
「困ったときはお互いさま」精神が好きです。

ニュースでは短い時間で通り過ぎていきますが
現地の人にとっては日常生活のなかでいろんな苦労がある。
つたない内容ですが、これが私からの宮崎現地レポートです。
クライストチャーチの震災ですが
日本政府からの救援志願をNZの大使館が受け入れてくれて
今日これから政府専用機でレスキュー隊がクライストチャーチ現地入りするとのこと。
日本の高度なレスキュー能力と
阪神・淡路大震災や新潟県中越地震での経験から
一秒でも早く瓦礫の下で救助を待っている人たちを
救ってあげてほしいです。
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2011年2月18日
- 事務局に通報しました。

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