★開幕/データ★岡田前監督が作り上げてしまったタイガースの形【甲子園勝率】
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隊長53
2009年04月03日 12:06 visibility392
岡田前監督の本「頑固力」の中で、
どうも気になるフレーズがありました。
要約すると、こういう感じでした。
『本拠地甲子園に合わせた守りの野球を目指し、チームを作ってきた。
しかし、肝心なCSや日本シリーズを(リニューアル工事のために)
その甲子園でやれない。
球団は本当にチームのことを考えているのだろうか?』
確かにそうですが、逆に言わせてもらうと、
そういうチームにしてしまったのも岡田前監督あなたなのです。
半分近くある甲子園で勝てるチームを作るのは当然のことです。
しかし、半分近くであって、実際は半分に満たないのです。
甲子園で全部勝っても5割に満たないのです。
だからある程度、
ビジターにも対応したチーム作りをしないといけなかったのですが、
岡田前監督が作り上げてしまったのは、
甲子園でしか勝てないチームなのです。
グラフを見て下さい。
暗黒時代から常勝岡田阪神までの12年間の年度別
・甲子園勝率
・年間勝率
・大阪D勝率
です。
2005年の優勝が理想的な形です。
甲子園勝率と年間勝率がほぼイコール。
つまりビジターでも同じぐらい勝っているということです。
しかし、この年をピークに
甲子園の勝率と年間勝率の差が開いていきます。
岡田前監督が理想とする小刻みな継投を行い1-0で守り勝つ野球が、
皮肉なことに甲子園でしか勝てないチームに仕上がってしまいました。
ホームゲームに強いチームになるなら
丁度半分試合がある訳でまだ良かったのですが、
ご覧のとおり同じホームゲームでも、
大阪ドーム(京セラドーム)の勝率が下降しています。
苦手な東京ドーム、ハマスタ型のホームランが出易い球場なので、
これも納得がいきます。
多分このままでは、ますます甲子園偏重型になるでしょう。
さて、そんな形のチームを引継いだのが真弓新監督。
変化を求めてオープン戦までいろいろ試してきましたが、
やはりチームがそう急に変わる訳はありません。
将来を見据えたチーム作りをするなら、
一度リセットするのも手かもしれません。
しかし、
GやYBのようにドカーンと一発大型打線型のチームを作ったところで、
浜風が逆に吹くこともない訳ですから無意味ですね。
全球団がWBC仕様のボールを採用し、
どの球場もボールが飛ばないとなれば別なのでしょうが、
それもいつになることやら・・・
という訳で、ここまで来たらもう開き直る、
つまり岡田路線を継承する以外ありません。
今年しかありません。
今年を逃すと、暗黒時代へ逆戻りなのは百も承知です。
もう甲子園で勝って勝って勝ちまくる。
豊富な中継ぎ・リリーフ陣を武器に小刻みな継投で守り勝つ。
無理にチームを変える必要はありません。
それが前年2位というアドバンテージである訳ですから。。。
http://baseballsns.jp/member/544/diary/68652/
http://baseballsns.jp/member/544/diary/68548/
しかし、こう考えると交流戦(対日ハム)の2試合が、
甲子園から京セラドームになったのは痛い・・・
たかが2ゲーム、されど2ゲーム。。。
岡田前監督の言葉を借りるなら、
何で、わざわざ甲子園の試合を減らしたか分からん。
球団は本当にチームのことを考えているのだろうか・・・?
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