★先発別球団成績★勝敗の責任は100%先発投手にある!【髭ゴリラファン必見】

  • 隊長53
    2008年11月21日 17:52 visibility143

昔、先発投手Aが4-1ぐらいでリードしたまま7回に降板し、
その後、8回からリリーフした投手B(結局その後試合最後まで投げる)が、
同点に追いつかれたが、9回に味方が逆転しそのチームが勝利したことがあった。


その頃、子供だった私は、
『7回まで1点に抑えたその先発投手Aが勝ち投手になるものだ』
と思っていた。
そりゃぁそうだろう。
7イニングを1点に抑えた先発投手Aと
2イニングで3点取られたリリーフ投手Bでは、
1試合を全体として捉えた場合、
前者が勝利に貢献しているかは明白だ。
しかし、実際の勝ち投手はリリーフ投手B。
ここに大きな矛盾を感じた。
子供ながらに世の中の不合理なルールに悩んだ(笑)


打者ならその日何打数何安打だったという1試合全体をみた評価、
つまり打率で主に評価されるのに対して
投手は勝ちが決まるタイミングで投げていたかどうか
で決まってしまうようなこともあるあやふやな数値「勝利数」
で評価されてしまうなんて、何て割の合わない商売だ
と子供ながらに思ったものである。


今でこそ投手成績を測るためのいろいろなファクターがあり、
そんな矛盾も感じなくなったが、
それにしても名球界入りの条件が、
未だに勝利数(セーブ数)しかないというは呆れる。


では、勝ち投手とはどういう基準で決めればよいのか、
ということが今日のテーマなのだろうと思われるかもしれまないが、
今日はそこには触れない。
というよりは、それは専門家にお任せすることにする。


今回は、割り切って
「勝敗の責任は全て先発投手にある」
とした場合どうなるかをシュミレーションする。
先発投手が試合を作ったとか作れなっかったよく言うが、
試合の責任を100%先発投手に押し付けようという企画である。


まずは、2008セリーグの規定投球回数到達投手の
勝率成績を見て欲しい。


【投手成績・勝率】公式成績

順選手 球団 勝 負 勝率
−−−−−−−−−−−−
01館山 ヤク 12  3 .800
02グライ巨人 17  9 .654
03ルイス広島 15  8 .652
04下柳 阪神 11  6 .647
05内海 巨人 12  8 .600
06安藤 阪神 13  9 .591
07石川 ヤク  12 10 .545
08岩田 阪神 10 10 .500
09三浦 横浜  7 10 .412
10大竹 広島  9 13 .409


先発投手が途中降板しようが何をしようが、
「その日の勝敗は、先発投手に付ける!」
とした場合、これがどのように変化するかを見る。


【先発別球団成績・勝率】

順選手 球団 勝 負 分 勝率
−−−−−−−−−−−−−−
01下柳 阪神 17  8  2 .630 
02館山 ヤク 15  7  2 .625
03グライ巨人 19 12  0 .613
04岩田 阪神 16 11  0 .593
05内海 巨人 17 11  1 .586
06ルイス広島 15  9  2 .577
07安藤 阪神 14 11  0 .560
08石川 ヤク  16 12  1 .552
09大竹 広島 13 13  1 .481
10三浦 横浜  8 13  0 .381


下柳が勝ち星を6個伸ばし、勝率1位に踊り出た。
(おめでとうございます)
岩田も同じく勝利を6個伸ばし4位までUP。
個人勝利数こそ伸び悩んだこの2投手だが、
先発したその試合自体は多く勝っていることがわかる。
実際にこの2人は試合を作ったまま降板という事が多かった(と思う)。
(上記、先発投手Aの例が多かった・・・ってこと?(汗))
さらに下柳にいたっては、
先発した日にチームが8回して負けていないのだから立派である。


もちろんチームの勝敗が個人勝敗に直結しないのは、
その個人の1試合あたりの登板イニング数が少ないからであり、
それは自業自得とも言える。
二人とも試合自体は作っているのだから、
逆に登板イニング数さえ伸ばすことができれば、
もう少し勝利は稼げるという訳だ。
特に岩田は伸びシロが大きいということ。


下柳はイニング数増は期待できないので、
リリーフ頼みなのは現状と同じ。
但し、劇場型セットアッパーは来年いないので、
6勝分の上積みに大いに期待?!

尚、直接勝敗に関係なかった10試合分がどういう理由で
(負けたまま降板でチームが逆転したのか、
冒頭の例のように劇場型セットアッパーに白星をさらわれたのか・・・)
そうなったまでは調べる元気はなく、
チームシモサンズ
の方々は詳細に覚えているであろうから、
彼女達のレポートを期待する。


一方、実際の勝ち星からの上積みが少なかったのが安藤。
ルイスなどのように1試合あたりの投球イニングが長ければ、
チームの勝敗が個人勝敗に直結し上積み数が少ないのは分かるが、
完投能力があまりない安藤の数が伸びてないのはいただけない。
伸びシロは期待できない。
ファンの印象もピリっとしないのも何となく納得。


巨人の内海も上積数が5勝と多い。
本人の勝ち自体は12勝止まり(?)だが、
内海先発の日には、巨人あ17勝。
大きくやらられた印象があるのは、このせいである。


さて、先発別球団成績最下位に輝いたのが、今話題の横浜三浦。
今年はチームが弱かったので仕方ないが、それにしても勝率が低い。
阪神もFAで三浦を獲得となれば、横浜戦の負け星こそ減るが、
13試合分の負けをそのまま持ってくる可能性も大いにある。
完投能力は高いので、その試合勝手も負けても構わないので
1試合預けることができる投手が増えるという意味では、
(リリーフを休ませることができるという意味では)
先発に回る久保田と同じ役割である。

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