★チケット料金体系改革★外野横の内野席（アルプス相当）の価格について

では、実際の値段を見ていきましょう。
「外野横の内野席」は、次のように様々な価格設定となっています。
どの球場も外野席は、ほぼ同じ価格設定で、
指定席で1500円〜2200円
自由席で1200円〜1800円
ですが、これらと比較しましょう。
尚、ここでは、
・「外野横の内野席」の席種は最も外野寄りの内野席
・横浜球場の場合は内野自由席とする（FBはフィールド席と位置づけとする為）
としています。

「外野横の内野席」価格
凡例：
球場名「チケット種別」:値段 ▲外野との差(比較対象)

札幌Ｄ「B指定(3塁のみ)」    :2,500円 ▲  500(外野指定席)
　　　「内野自由エリア」    :2,000円 ▲  500(外野自由エリア)
西武Ｄ「内野指定席C(TG戦)」 :2,500円 ▲  900(外野自由席)
　　　「内野自由席(TG以外)」:2,000円 ▲  400(外野自由席)
福岡Ｄ「B指定席」           :2,500円 ▲1,000(外野指定席)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　▲1,500(外野自由席)
千葉　「内野自由席」        :2,300円 ▲  500(ホーム応援席(外))
スカイ「SB指定(TG戦)」　　　:3,200円 ▲1,200(外野指定席)
　　　「内野自由席(TG以外)」:2,000円 ▲  500(外野自由席)
大阪Ｄ「SC指定(TG戦)」　　　:3,000円 ▲1,000(下段外野指定席)
　　　「内野自由席(TG以外)」:2,400円 ▲  700(外野自由席)
宮城　「内野指定席3塁側B」  :2,500円 ▲  700(外野指定席)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　▲1,300(外野自由エリア)

ナゴド「内野B」　　　       :3,800円 ▲2,000(ドラゴンズ応援)
甲子園「アルプス指定席」  　:2,500円 ▲　700(ライト外野指定席)
神宮　「B指定席(TG戦)」   　:3,100円 ▲1,200(外野指定席)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　▲1,600(外野自由席)
　　　「B指定席(TG以外)」   :2,600円 ▲  700(外野指定席)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　▲1,100(外野自由席)
東京Ｄ「指定席B」　　　　  :3,700円 ▲2,000(外野指定席)
広島　「内野自由席」  　　  :2,000円 ▲    0(外野指定席)　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　▲  500(外野自由席)
横浜　「内野自由席」  　　  :2,500円 ▲  300(外野指定席)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　▲  700(外野自由席)
阪神主催大阪D「内野指定席」 :3,500円 ▲1,500(下段外野指定席)

全体的に高すぎませんか？
内野自由にして値段を下げているところは良心的ですが、
（実際は、自由席にすると入場に行列ができて問題となる人気球団もあり、
単純に良心的とは言えませんが・・・）
ドーム球場にみられる３千円台というのはいただけません。
また、外野席との差が1,500円以上の所は何とかして欲しいものです。
（まぁ実はドームの多くには2階席というものが存在して、
その値段との兼ね合いで３千円台にせざるを得ないのですが・・・）

かと言って、ここでは、単純に「外野横の内野席」を
値下げしろとは言う訳ではありません。
私案としては、
応援団は原則外野で応援するという条件付きで、
「外野席」と「外野横の内野席」の価格を
ごっそり入れ替えたらどうでしょう？
座席数的にあまり変わらないように配慮すれば、
収入にも影響しないでしょう。

例えば甲子園なら
ライト1,700円→2,500円
１塁アルプス2,500円→1,700円
という具合です。

これなら、過剰にライトに人気が集中することなく、
・応援したい人はライト
・リーズナブルに観戦したい人は１塁アルプス
・試合をじっくりみたい人はイエロー
と最初から棲み分けができます。
リーズナブルだからと言って
メインの応援団は１塁アルプスに流れこんできてはいけません。

もちろん、
・外野だけどポール際で見にくい人はどうするの？
・柱やフェンスが視界を遮っている席は個別にもっと安くすべき！
・甲子園のように完全に仕切ってある球場はよいが、
　内野の中なら自由に行き来できる球場の場合、
　「外野横の内野席」をあまり安くすると問題では？
など、個別の課題は、多くありますが、
まずは今の座席上の区分けを変えずに料金体系を見直す案としては、
いかがでしょう？

尚、先程登場した内外野の差を生む原因の
「２階席の存在」については、次回（３回目）、
さらに「１塁側と３塁側に差をつけるべきか？については、
４回目にお話します。