★球児★カーブ!それも正解!
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隊長53
2007年05月11日 12:33 visibility377
2007年5月10日甲子園、8回の裏に異変が起こりました。
まだタイーガースの攻撃中だというのに、
ライトスタンドと1塁アルプスの間のフェンスに
人だかりができはじめたのです。
甲子園で観戦されたことがある方ならご存知だと思いますが、
このライトスタンドとアルプススタンドの間に通り道があり、
そこからリリーフカーが登場します。
少しでも真近に選手を見たいファンはそこに集まり、
リリーフカーが通り過ぎ行くのを見守りながら熱い声援を送りします。
球児を早くみたいというファンが
少しでもいい位置で見たいと集まりはじめたのです。
例え前の試合でリリーフを失敗しようとも、球児しか頼る人はいない。
そんな熱いファンの期待が垣間見れた瞬間でした。
8回裏の攻撃が終わり、
ライトスタンドと1塁アルプスの間のフェンスが開きます。
フェンスが開いたということは投手の交代を意味します。
そして、場内に響くピッチャー交代のアナウンスと入場曲。
「震えるつま先高鳴る鼓動〜♪
何度も何度も胸に手をあててみ〜た♪・・・」
「球児!球児!」
雨の中ずぶ濡れになりながら応援しているファンの願いは、
何が何でもこの1点を守りきってくれ。
ただそれだけでした。
最初に対戦するバッターは鈴木尚。
昨日、代走で球児のピッチングかき乱した張本人です。
絶対このバッターだけは出してはいけない。
昨日の二の舞だけはゴメンだ。
そして、球児が投げた2球目は何とカーブ!
そう、それでいいんです。
球児に変化球。これで鬼に金棒。直球が生きます。
どうも世間では
球児は直球しか投げちゃダメ
という雰囲気になりつつるありますが、
毎年、毎年、直球だけで抑えられるほど
日本プロ野球の打者のレベルが低い訳はありません。
「直球を投げると分かっていても打てない
それが球児のスゴイところだ。
だから変化球を投げる球児なんかみたくない」
という意見もあると思います。
最初のうちはそれでもいいでしょう。
しかし、いつまでも
直球と分かっていても打てない打者ばかりと
対戦しても面白くないのも事実です。
球児も対戦する打者も切磋琢磨してレベルを上げていってもらい、
もっと高度な戦いをみてみたいと思うのが
自然な考え方ではないでしょうか?
さて、最後は直球で鈴木尚を仕留めた球児。
続いての登場は、
前の試合でファウルで粘りに粘って球児をバテさせた矢野。
「ツリ球がないと分かっていたから楽に粘れた」と発言。
それなら今日はツリ球を投げてあげましょう。
はい高めのツリ球でファウル。
そしてカーブで空振り三振。
本気出したら、こんなもんです、はい。
見せるのもプロであり、
きっちり仕事をするのもプロです。
両方とも完璧にできれば申し分ないのは当然ですが、
できない場合は状況に応じての判断が必要でしょう。
9連敗中でどうしても負けられないタイガースの状況で、
直球の美学を捨て、
きっちり仕事をする方を選択した球児。
賢明な選択でしょう。
勝利をありがとう!球児!
もちろん、見せる時は見せて下さいね!
1枚目の写真が扉が開き、球児を乗せたリリーフカーが登場する瞬間。
人だかりができています。
2枚目:グランドを進むリリーフカー。大興奮の甲子園!
リリーフカーを降り、マウンドへ駆け上がる瞬間。
さあ、ガンバレ!
これは、ジェフの登場シーン。
今日のリリーフカーを運転している子は、
車庫入れが苦手なようでした・・・(笑)
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