★FA関連★そもそも甲子園に右の大砲は存在し得るのか?
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隊長53
2007年10月24日 21:50 visibility2433
甲子園球場。
セ界で一番ホームランの出難い球場と言っても過言ではないでしょう。
ほぼ同面積のナゴヤドームの方が、
フェンスが高い分だけ単純に飛距離は必要そうですが、
やはり、ドームと野外球場では空気(風)抵抗が違います。
風の抵抗については、
アゲインストの場合もあるでしょうがが、
フォローの場合もあるので、結果的に相殺されるのでは?
と思われがちですが、方向を四方で考えた場合、
有利となるフォローは前向きだけで、
後向き、および、左右の3方向は風に流され影響を受けてしまいます。
ドームの場合空調程度でほぼ無風な上、
気圧の関係でボールがよく飛ぶということを考えると、
やはり甲子園での本塁打が一番難しいということで問題ないと思います。
(以下、右バッター=右の長距離打者、左バッター=左の長距離打者)
さて、その甲子園ですが、
シーズンの大半はご存知「浜風」が吹いております。
一般的にライトからレフト方向に向かうとされています。
その為、ライトへ引っ張った打球が、風で押し戻される為、
甲子園では、左バッターは不利というのが定説です。
逆に、右バッターには有利であり、
「右の大砲の方が大成するはずである」
というのが一般的な考え方です。
しかし、本当にそうでしょうか?
左バッターが不利なのは紛れも無い事実ですが、
右バッターに本当に有利なのでしょうか?
先ほどの方向を四方で考えた場合、
結局、浜風は右バッターにとって横風になり、
風による影響を大きく受けることになります。
さらに、私の感じでは、ポールの旗を見る限り、
ライト方向からレフト方向への風というより、
ライト方向から3塁アルプススタンド、
もしくは、
ライト方向からオレンジシシートの3塁アルプス寄り
に吹いてるような気がします。
レフトで応援するより3アやオレンジの方が、
ライト応援団の声がよく聞こえるのもこれで説明がつきます。
つまり、右バッターにとっては、
ややアゲインス気味の横風を受けているということなります。
左バッターはもろアゲインストで圧倒的に不利ですが、
右バッターも甲子園では有利と言えません。
飛躍して言うと、
甲子園ではホームランバッターは育たないのです。
それでもラッキーゾーンがあった時代は、
田淵のようなホームランアーチストや、
バース、掛布のように左に流せるバッターが、
そこに入れればホームランを打てましたが、
今の広い甲子園では、到底無理です。
つまり、右の大砲を探したところで、
甲子園で試合をしたとたん
右の大砲では無くなります。
ズレータ、カブレラ級の超ヘビー級のパワー打者でない限り
右の大砲は存在し得ないのです。
それでも右の大砲を探し求め続けるので矛盾が生じます。
さて、今話題のFAターゲットとなっている新井内野手。
手薄な内野手という意味では、補強のポイントは合ってますが、
「右の(和製)大砲」という点には、期待しない方がいいでしょう。
広島球場で25本〜28本ですから、
甲子園では、20本いかないと思います。
そこに期待しちゃうと、きっと物足りなく感じるでしょう。
というか、浜中や桜井でも広島球場にいけばそれくらい打てます。
(ただし、1年間通して出れればですが・・・)
とは言っても、
現有戦力の底上げなんて悠長なことは言ってられませんから、
(もし獲れた場合ですが)新井選手には、
彼ら(浜中や桜井)より(守備は下手だが)守備位置で応用が効く点と、
(今岡より1塁も守れるので上という点も含む)
チーム内の競争促進という意味で期待しましょう!
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