★パCS★美しい千葉ロッテの先発ローテーション(vs虎の・・・)

パＣＳ＃２第４戦。
第５戦のために成瀬を温存し、小野を登板させた
バレンタイン監督の勇気ある決断は、
見事なものでした。
普通なら、負ければ終わる目前の試合には、
今一番頼りになる投手を投げさせたいところですが、
５戦目の勝利の可能性を優先させるとは、
只者ではない指揮官であると感じました。
もちろん負ければバッシングの標的でしょうが、
第１ステージにも試合があるか分からない３戦目に
順番を守って成瀬を持ってきており、采配に一貫性を感じます。

今シーズンの千葉ロッテ。
順番は多少前後しますが、
清水、小林宏、成瀬、小野、久保、渡辺俊
の６人による先発ローテションを
頑なに守っていました。
週に５試合しかない交流戦も、
中７日になってでもこの６人ローテを守りました。
崩れることなく先発６人衆が奏でる旋律は、
美しさを感じるものでした。
僅かに聞こえた雑音は、
吉井の４試合とルーキー大嶽の１試合のみで、
残りは全てこの６人貫いたのです。

ＣＳでもエース清水こそ脱落はしましたが、
レギュラーシーズン中のスタンスを貫きました。
短期決戦だからと言って、あわてることなく、
普段通りの采配（ローテーション）をしたことで、
決戦の場まで辿りつくことができました。
最後の結果はどうなるか分かりませんが、
パリーグ（或いは日本）を代表するエース同士の対決は、
見ごたえあるものになるでしょう。

一方、今シーズンのタイガースですが、
対照的に、代わる代わる１３人の先発投手をつぎ込みました。
もちろん今のメンバーでは、
まともなローテーションも組める訳はないのですが、
しかし、
・見方のファンまでもが読めない先発予想
・目先の利益を優先した突然の中４日
など、今年の先発ローテーションは本当にひどいものでした。
ロッテほど綺麗に並べろとは言いませんが、
無意味に中４日を連発するのは勘弁して欲しかったです。
(9/19の中４日のボギー・・・あれが無ければ今頃・・・）
ほんと、もう少し何とかならなかったのでしょうか・・・

さて、来季ですが、
先発陣の立て直しが急務と言われてますが、
立て直すも何も素材がないんじゃー話になりません。
先発投手をかき集めることが先決です。

そこで、このニュース。
浜中放出も、先発獲りへ大型トレード画策
http://osaka.nikkansports.com/baseball/professional/tigers/p-ot-tp0-20071017-270871.html

ターゲットは先程にもありました通り、
千葉ロッテの先発６人衆の２人、清水と久保。
そして、干され気味？の日ハム金村だそうです。
日ハム金村は環境が変われば再生可能なのでしょうが、
年齢が微妙ですね。
ロッテの大エース清水さんと遠慮しておくとして、
牽制の速い、久保投手は魅力ですね。
久保とあと1人先発投手を出してくれれば、
浜ちゃんに貴重な左中継ぎ吉野を付けて差し上げます。
あ？もちろん、浜ちゃんは、
アニキがいなくなるまでのレンタル移籍ですので、
期限までににちゃんと返してね！