高校野球の秋季地区大会で最も歴史が古いのは九州大会である。 1947年(昭和22年)、第29回夏の選手権大会で小倉中(現・小倉)が優勝を成し遂げ、深紅の大旗が初めて関門海峡を越えた。大会後、地元で行われた優勝パレードには車が動けないほどの市民が殺到した。この盛り上がりがきっかけとなり、九州大会開催の構想が持ち上がる。すると、早くも10月には鹿児島での第1回九州大会開催にこぎ着けた。九州大会には沖縄...