現在の巨人の先発崩壊は春先好調だったことの反動(7/22,162390,16)

現在、巨人の先発陣は東野を除いて崩壊状態ですが、春先は、ゴンザレスを除いて皆好調でした。その証拠に、5月10日の時点で、セリーグの投手防御率ベスト5の内4人を巨人の投手が占めていました(東野・西村健・内海・藤井)。4月〜5月の50試合中、QS(先発が6回を3失点以下に抑えること)を達成したのは31試合もあって6割を越え、それが、リリーフ投手にも余裕を生んでいました。しかし、6月は21試合中7試合と4割を切り、7月にいたっては15試合中3試合と2割になっています。結果的に、リリーフ投手の登板過多となり、先発が立ち直る前にリリーフまでおかしくなってしまったのが現状だと思います。


 


上記4人の内、経験の少ない西村健が2軍落ちしたのは仕方ないにしても、内海と藤井の最近の不調(共に、先発で3試合連続KO)が「先発崩壊」の主因だと思います。内海は、山口先発転向に刺激を受け、藤井はFAで巨人以外のどのチームにも獲得表示されなかったことに発奮し、キャンプで飛ばしてきたことの反動でしょう。逆に、中日の投手陣立て直しに貢献した山井投手や中田投手は、春先はさっぱりでした。


 


ちなみに、ゴンザレスは、春先は不調でしたが、ここのところは勝ち星こそないものの好調でした。5試合中4試合で5-6回までを2点以下に抑えていました。前回は悪かったですけどね。


 


したがって、長い目でみれば、「当然の結果」といえなくもなく、春先の貯金12をほぼそのまま保持して貯金13で0.5ゲーム差で首位というのは順当という見方もできると思います。


 


問題は、これからどうやって立て直すかです。先発に関しては、グライや福田、ファームで先発転向して結果をだしている土本あたりが今後試されるでしょう。春先良かった野間口は、ファームでも炎上しており、上がってきそうにありません。リリーフでは、マイケルに加えてロメロが使えそうです。ただ、ロメロについては、外国人投手枠(3名)の関係で、ゴンザレス・クルーンを1軍確定とすれば、オビスポ・グライとの競争となり「戦力の純増」とはならないところが辛いところです。まあ、その分、オールスター後にグライが上がって来るまでは「フル回転」で使われることになると思います。


 


整理するとオールスター明けの先発は、ゴンザレス・藤井・内海・東野に福田・土本を加える形になり、ファームでの様子を見てグライを上げてくると思います。リリーフは、越智・クルーン・久保・山口・星野にロメロ・マイケルを加えて回すでしょう。土本・ロメロ・マイケルは、現在のような状況のために準備しておいた戦力ですから、何とか活躍してほしいものですし、原監督も思いきって起用してほしいと思います。


 


 

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