バニスター,グライ,ゴンザレス,トーレス,アルバラデホ,久保と堀内の解説 (2/19,209093,野球15,総合28)

2/18の紅白戦の前半だけ見ました。外国人投手のそろい踏みでした。以下,前半に登板した投手の寸評です。


バニスター:最初は固く,ボークや坂本のエラーで1回は満塁のピンチを迎えるが大田を三振にとって無失点。2回は調子がでて3者凡退。タイプとしてはグライシンガーに似ている。動くストレート,スライダー,カーブ,チェンジアップを低めに投げる。変化球の切れもよい。長身からなので角度もあるしコントロールもよい。かなりやってくれそう。

グライ:バニスター同様最初は固かった。1回のピンチを併殺で切り抜けると2回も抑えた。ただ,球の切れやコントロールはバニスターより1段落ちる感じ。

ゴンザレス:4回に打ち込まれて3失点。体重を絞り込んで来日したと聞いたが,相変わらず太っているように私は思う。堀内が「腕が下がってボールが見やすくなっている。」と解説したのでフォームを注目すると,腕の下がりも気になるが,彼の特徴だったインステップが目立たなくなっていた。太って体の切れが悪くなり,インステップで投げられなくなってきたのではないかと思った。当然,打者から球は見やすくなる。ゴンザレスについては黄色信号だと思う。

トーレス:球は,一番速かったと思う。アルバラデホより早かった。ただ,コントロールに若干難点がある。変化球はスライダー(カーブ?)しか投げなかった。2回を無失点に抑えたが,まとまりという点ではバニスターに劣る。

アルバラデホ:1回を無失点に抑えたが,結構打者には球をとらえられていた。変化球の切れも今一つだった。堀内が「この球威では抑えは無理だ。」と言っていた。私も同感だが,前に見た動画ではもっとスピードがあったように思う。原監督がアルバラデホのことを「のんびりやさん」と評していたので,今後調子もスピードも上がって来るだろうと期待したい。

久保:2失点したが,最初は投げていなかったフォークボールを途中から投げ出して,その球では空振りが取れていたのであまり心配はないとは思う。逆にいうと,フォークボール以外の球が課題か・・。昨年の79試合登板の疲労がどうなるか・・・

整理すると
 バニスター>グライ,トーレス,アルバラデホ,久保>ゴンザレス

ただ,バニスターとトーレスについては,セットポジションでのグラブの止め方が微妙で,バニスターは実際にボークを取られた。アルバラデホはランナーをださなかったから判らない。この点は,今後の大事な修正事項だと思う。他球団のアメリカ経由の外国人投手も,ボークで苦労しているので,アメリカでは,二段モーションには厳しいが,セットには甘いのだろうか・・・。グライやゴンザレスは日本で長くやっているので,さすがにセットポジションでのグラブの止め方は大丈夫でした。

堀内の解説:例によって,キャンプをきちんと見ていないことや巨人の情報を事前に調べていないことを露呈していたが(アナウンサーが困って必死に情報を提供していた),上に示したように「勘」はよいんだよね。現役を終えるときに「才能だけでやってきた」という名言を吐いたが(選手時代の堀内は大好きだった),今は解説を「才能だけ」でやっている感じ。今年も腹をたてながらも堀内の解説を聞くことになりそうだ・・・

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