いろいろと残念な年の瀬

2009年も残すことあとわずかとなりました。

個人的にも失業→大きく収入を減らしての全く別業界への転職とかなり激動の年でしたが、
西武ファン的にも昨年の日本一から一昨年に続くBクラスというちょっとつらい年になってしまいました。

しかし、ひいきチームがBクラスに終わっても、熱が入らないながらも他チームのCS、日シリを観戦し、ファン感に参加したりしていれば、それはそれなりに楽しめた。
逆に言うと、別にひいきのチームが勝てなかったとしても、しょうがないことであって、そのことで異常に憤ったり、特定の選手をネットで叩いたりする必要もないわな、って改めて思ったりして・・・。

というのもですねー、西武の主力選手の何人かが来季の契約を保留していることで
まあ、一部の変な人だと思うんですが、ここぞとばかりネット上で叩いているコメントをたくさん見ましてね、なんだかみっともない、というか、そういうことをして何がおもしろいんだろうとかって思いましてね。
しかも、「自称西武ファン」だったりするので、正直悲しい気持ちになってしまいました。

年を取っていることを自慢するつもりはないけれど、私は黄金期どころか、太平洋時代からのライオンズファンです。
さすがに当時はまだ小さかったのですが、元々私がライオンズのファンになったのは「そこにチームがあった」から。
博多生まれの私にとっては、名古屋生まれの人が中日ファンになるように、ただ単純に地元だからという理由でライオンズを応援しておりました。

当時のライオンズは東尾さんや土井さんなど、スター選手がいないわけではなかったのですが、
マイナーなパリーグ所属で、弱い上に僻地にある超がつくマイナー球団。
私は父がライオンズファンだったので自然に応援するようになったのですが、博多といえど、周囲にライオンズファンってあんまりいなかったですね。
むしろ、残念なことにあまりの弱さとマイナーぶりに「地元の恥」ぐらいの扱い、もっと言うと無視されているようなチームでした。

にわかに盛り上がったのは、江川の交渉権を得た時ぐらいで、その時も「まあ、入るわけないわな」としか思わなかったし、案の定拒否られた。

地元からチームが去るのはもはや規定路線にしか思えなかったけれど、いざ本決まりになりそうになると、急に周囲が騒ぎ始め、地元のテレビ局のアナウンサーが「ライオンズを返せ」というレコードまで出す始末。
そんなことを言うんだったらチームがある間にもっと愛してあげればよかったのにね・・・。

そういう時代から応援してきている私だから、正直かなり久しぶりとは言え、
3年で2度Bクラスという結果も
「まあ、そういう時期もあるだろう」と割りきることもできるのですが、
「西武=強い」という認識しか持っていない(私から見ると最近の)西武ファンにとっては
今年の結果は許せないんでしょうね。
にも関わらず、選手が保留をしたりするといろいろ言いたくなるんでしょう。

でも、4月から144試合を熱心に応援してきたファンだとしたら、
選手が「もっと評価をしてほしい」と訴えるのを「Bクラスになったんだからだまれ」とか
「世間は不況なんだから」とか本当に言えるんだろうか。
調子の善し悪しはあれど、どの選手も皆自分の役割を果たすべく必死に戦っているように見えましたけれどね。少なくとも私には。

戦力均衡のパリーグはちょっとしたボタンのかけ違いで、あっという間にBクラスに転落してしまう。
今年優勝したハムだって、去年西武がロッテとの最終クールを勝ちこさなければBクラスだったわけだし、抜けているチームなんて1チームもない。
そのこと自体が屈辱的で腹立たしいのであれば、正直パのチームは応援しない方がいいと思う。
巨人か中日だったら、Aクラスに入る確率は高いわけだから、そっちを応援した方がいいですよ。

82年から06年まで連続でAクラスだったのは確か。
でも、本当に強かったのは82-94年ぐらいまででしょう。
以降は黄金時代のDNAも含めた遺産である程度勝ってきただけで、
なかなか日本一にはなれなかった。
打力が大幅に劣化し、日本シリーズのかませ犬であり続けた90年代後半の方が
私はむしろ屈辱的でしたけれどね。

ライオンズというチームが目に見えて打のチームの生まれ変わったのは08年からですが、
実際は伊東時代もじょじょに変貌を遂げていたと思う。
チームプレイに徹底して勝ちを重視する野球から派手で見栄えのする個人プレーのチームへ。
ようは「勝つ野球」から「おもしろい野球」へ。
理由は当時から続く不況、堤氏の威光が無くなった西武グループの苦悩等を考えると、「稼げるチーム」に生まれ変わろうとしたのでしょう。
西武グループにとってプロ野球は聖域でもなんでもなくなり、だからこそスター選手を作って、「プロ野球ファン」以外が見ても楽しいと思える野球をやって、集客やグッズ収入を増やす必要があったのだと思う。このチームを守るためにもね。

黄金期の西武は確かに強かった。今のチームと変わらないほどのタレントが揃っていたと思うけれど、全員が「チームの勝利のために何をすべきか」を徹底的に叩きこまれ、チームとして動く。だからこそあれだけの才能があった清原も無冠の帝王に終わったのでしょう。

でも強くても人気は出なかった。独立採算には遠かった。

「強さ」だけを追求しないという方針は時代にあっているのでしょう。
あれだけ強い巨人が昔ほど客も入らなくなっているし、視聴率も悪化する一方。
メジャーもスト騒動のあとの人気回復策が今のパワー重視の野球への転換だったわけだしね。

契約の保留に関しては、おそらくフロント陣のものの言い方が選手のプライドを傷つけているすれ違いが原因のような。
じゃなきゃ、契約したとはいえ、義人まであんなに激怒するなんておかしいでしょう。

ただなー、契約更改の騒動はいずれ終わるとしても、来年も西武の応援する気があるのなら、ファン自身が意識を変えないとストレスが貯まるだけだと思いますよ。
まあ、激戦のパリーグだから、場合によっては勝つかもしれないですがね。

なんだか「自称西武ファン」の方々とチームが目指している方向性のすれ違いをひたすら感じた年末でした・・・。

まあねえ、その「自称西武ファン」の方が1000億ぐらい球団に寄付すれば、その人が叩いている選手の年俸も含めて、チームの方針とかに関してもそうとうの意見を通すことができると思いますがね。

球団のマーケティング戦略によっては切り捨てられる人ファンもいる可能性もある。
30年前の博多のファンのようにね。
その辺は認識した方がいいと思いますよ。

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