悲運の高校(あと一歩で逃し続けた甲子園)
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篠山鳳明
2019年04月29日 08:13 visibility2135
おはようございます。
年号も平成から令和に変わるということで新規一転で私も福嶋馨を改名し篠山鳳明としました。
これからも宜しくお願いいたします。
此処常陸の国、水府地区はGWに入ってからも朝晩は肌寒い日が続いております。
AKB48の指原莉乃が卒業しました。歴代のAKBを代表する前田敦子、大島優子より個人的には一番好きでした
バラエティーもこなせるし、毒舌ですが自分の考えを持っているし、タレントになってもきっと活躍するでしょう
高校野球春季大会も各地で熱戦がくり広がられており、九州地区はすでに西日本短大付属が初優勝を決めております。神奈川県は東海大相模が桐光学園を破り2年ぶりに神奈川を制しました。
広島県では久しぶりに広島商業が如水館を5対1で破り優勝、さて夏の大会も勝ち上がり古豪復活となって欲しいと思います。
そんな中先週東京出張があり私の聖地「秋葉原書泉ブックタワー」へふらりと立ち寄ったらある一冊の本が私の視界に入ってきました。それは、それはこんな本絶対に誰かがいつかは出すであろうと思っていた本でした。
それは「あと一歩、逃し続けた甲子園」田澤健一郎著、株式会社KADOKAWA発行で¥1,400也。
内容を「ペラペラ」みて「これだ!、待ちに待った著書」、なんで今までこんな本を書く人はいなかったんだろう。
田澤健一郎氏のプロフィールは簡単に書いてあったが
1975年生まれ
山形県出身
高校時代は山形県強豪校の鶴商学園(現鶴岡東)でブルペンキャッチヤー、3塁コーチを務めて、大学卒業後
出版会社をへてフリーランスの編集者・ライターに。野球などのスポーツ、住宅、歴史などのジャンルを中心に活躍中。マニアックな切り口に企画を得意としている。他共著に「永遠の一球ー甲子園優勝投手のその後」(河出書房新社)などがある。
「永遠の一球ー甲子園優勝投手のその後」は私も持っている。
高校野球なんて全国に約4000校以上近い高校に野球部がある中でそのうち甲子園へ出場できる高校なんて夏の大会だと東京2校、北海道2校を含めると49校しなかい。
そんな中予選で敗退するチームがほとんどである。
私も高校野球を3年経験した中で公式戦、練習試合含めて数十試合やったが、簡単に勝てる高校、力量同じくらいの高校、完全にレベルが違いすぎ勝てない高校等あった。
よってはっきり言えば「甲子園は無理だな」と感じていても、「1試合でも多く仲間と野球をやりたい」という思いが強かった。
そんな高校野球で甲子園を目指しながらも届きそうで、とどかない甲子園、決勝まで何回か進むがそのたびに何かの見えない壁、不運に跳ね返されている高校を特集した本がこの本である。
すべて読んでないが、一例をあげれば今でこそ甲子園常連の「八戸学院光星」その光星も以前は甲子園手前で跳ね返されていた。その荒波にいた高校球児が、洗平竜也投手である。
高校野球マニュアであるが一度は聞いたことがある名前であると思う。
光星学院は夏の甲子園初を目指していた1994年、率いていた監督は現明秀日立の名将金澤成奉監督である。
洗平は1994年、1995年、1996年を3年連続青森大会決勝で先発している同じ投手が3年間決勝に先発するというのは極めて珍しい事である。
細身の左のサイドハンドの洗平。
1年生の時の1994年は八戸高校に延長10回6対7
2年年の時の1995年は青森山田に延長10回2対4
そして3年生最後の
1996年は弘前実業に4対6と3年連続で決勝で敗れ涙をのんだ。それがしかも一人の洗平竜也が3年連続先発をしたがつかめなかった夢舞台への切符。
2回が延長戦で3回目は逆転負けである。
1年の決勝戦対八戸戦では延長10回灼熱の太陽で陽炎が浮かぶ中、洗い平は細い体を耐える様にマウンドに立っていた。洗平はその時なにを思って立っていたのであろうか?
3年生の時洗平は自分が投げていてはチーんは勝てないのではないか?とそう思ったらしい。
皮肉なことで洗平が3年夏の大会が終了した後、チームは秋季大会を勝ち上がり、東北大会をも制し簡単に甲子園初の選抜出場を決めてしまう。
野球の神様は洗平にはきわめて意地悪であった。
そんな洗平も高校卒業以後は東北福祉大学で活躍し中日を逆指名してプロ入りしたが、プロでは活躍できなかったがその後社会人の東海REXで投げ続けた。本当に野球が好きな男だったんだんだな!思った。
また、これは一例であるが北北海道では稚内大谷が決勝へ3回進出しているが3回ともサヨナラ負けと指先に甲子園という切符が引っ掛かったがつかめきれなったとか、色々な逸話が書かれている。
また全国悲願校ランキングもポイント制で98位まで記載されている。
キリ番で書いてみると。
ちなにみ
1位はXXXX
2位鹿児島城西
3位大商大堺
4位向上
5位横浜創学館
6位鯖江
7位中部大春日丘
8位つくば秀英
9位飛龍
10位鳥取中央育英
19位富士学苑
19位米子西
29位東洋大牛久
29位駿台甲府
29位大村工業
40位北越
50位富岡
50位川口市立
50位社若
50位足羽
50位塔南
以降同率98位まで記載されております。
さてクイズです悲願高校1位はどこでしょうか?
いずれにしろ、当たり前ではあるが甲子園へ出れる高校野球球児は全校高校野球球児のごく一部である。
多くの高校野球球児は県予選で野球人生の幕を閉じる選手がほとんどである。
ということを忘れてはならない。
おわり
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