ある若きサッカー選手の選択
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masa
2011年10月27日 20:48 visibility716
6月に熊本を退団して地元・宮城県で就職した加藤健太くんについて
地元の新聞で取り上げられたようなので、ちょっと紹介します。
元J2熊本・加藤健太さん 「家族支える」引退、帰郷 (河北新報)
東日本大震災をきっかけに、プロの道を諦めたサッカー選手がいる。元J2熊本MFの加藤健太さん(24)=東松島市、塩釜FC出身=。被災した家族を支えるため引退して帰郷、地元企業の契約従業員として第二の人生をスタートさせた。
(震災の)5日後、チームを離れ山形空港を経て古里へ。自宅は1メートル50センチほど水に漬かっていたが、親戚の家に避難していた両親と祖母に再会できた。
熊本に戻って以降は「何でサッカーをやっているんだ」と悩んだ。
活躍して家族を喜ばせたかったが、「そばで支えよう」と決意し、5月初旬に高木琢也監督やクラブ関係者に伝えた。慰留されたが意思は変わらず、6月8日に引退が発表された。
仕事はJリーグキャリアサポートセンターを通じて紹介され、アイリスオーヤマに入社。
サッカーへの未練がないわけではないが、培った技術は、被災地の子どもたちを長期的にサポートすることで生かそうと考えている。
地元に戻った選択が間違いではないと信じている。(抜粋)
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彼はマリノスユース出身なんですが、震災直後にご家族と連絡が取れず、
心配したユースの同期の選手たちが、みんなで
ツイッターで消息を求めるツイートをしていて、
私がフォローしている富井くん(マリノスY→法大→SC相模原)も
その同期メンバーだったので
私はそこで、加藤健太くんのことを知りました。
その後、引退のニュースを聞いた時は、すごく残念で、もったいないと思って・・・
サッカーを続けながらでも、ご家族の支えになることはできるんじゃないかな?
と思ったりもしたけど、でもそれは、あくまで
外から見ている勝手な言い分であって、
本人が悩んで悩んで考えて決めたことが、間違っているはずがない・・・
というか、きっといろんな道があって、本人が納得して選んで進む道なら
それが正解なんだと思う・・・
それにしても、あの震災さえなければ、と思わずにいられません。
加藤健太くんの、今後のご活躍を、遠くからお祈りしています。
そして、キャリアサポートセンター、グッジョブです!!!
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- 事務局に通報しました。
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