箕島高校復活なるか?
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Mr.black
2008年10月28日 13:38 visibility1329
昨日、京都の西京極球場で高校野球秋季近畿大会を観戦してきました。
本来この日は試合は組まれていなかったのですが、その前日の日曜日が雨で予定されていた三試合のうち二試合しか消化できなかったため、急遽行われました。
これを前日の夜に気づき、休みだったので駆けつけたしだいです。たった一試合しか組まれていなかったのですが、何しろそのカードが「箕島ー天理」戦ですからこれは観なければなりませんでした。
箕島高校、実に懐かしい名前です。現在は和歌山代表は智弁の独壇場になっていますが、以前は和歌山イコール箕島でした。公立校でありながら名将・尾藤監督の指導の下、毎年のように甲子園に出場。そして当たり前のように勝ち上がり、何度も全国制覇しました。
箕島の勇姿は甲子園や近畿大会で過去何度も観戦。このチームの特徴はバントの上手さ、走塁の巧みさ、固い守り、など広商とともに「これぞ高校野球」というお手本のような試合運びの巧みさでした。凄さではなく巧さが光る好チームで、いつも野球の参考にしていました。
甲子園のベンチでいつもにこにこ笑顔を絶やさない尾藤監督。しかしそれはあくまでも甲子園でだけ見せる仏顔であって普段の練習では鬼の形相で地獄の特訓をしていたそうです。それだからこそ、公立校が甲子園で勝ち上がることが出来たのでしょう。
その尾藤監督もすでに勇退され、現在では普通の公立校並みになっていてかつての強豪としての面影はあまり見受けられませんでした。しかし、強敵天理相手に終盤粘って接戦に持ち込んだ試合運びの巧みさはこのチームの伝統がまだ息づいていることを感じさせました。
近畿からは例年6校がセンバツに出場しています。近畿大会の成績を参考にすれば、ベスト4に進んだPL、福知山成美、金光、天理はほぼ確実なので残りの2校がどうなるかです。残りはベスト8止まりだった中から選ぶのが通常なので、そうすると報徳、東洋大姫路、桐蔭、箕島が有力です。
この内、桐蔭はすでに大阪勢が2校あるので3校目というのは厳しいでしょう。とすれば地域性からみて箕島はかなり有力だと思われます。一回戦で滋賀1位の近江に勝っているのも好印象でしょう。はたしてかつての名門、箕島高校が甲子園に帰ってくるのか?非常に面白い状況です。
(兵庫の2校は報徳と姫路、どちらになるか微妙ですね。報徳は兵庫1位。しかし、PL学園にコールド負けしたのがどう響くか?姫路は兵庫県大会で報徳との直接対決に敗れていますから順当ならば報徳有利ですね。)
箕島
天理
箕島は帽子は紺色ですが、ヘルメットは白です。この白ヘルメットと南海ホークスと同じデザインのライン。懐かしい。
ライトスタンドからの遠望。
守備:天理
攻撃:箕島
結局7−4で天理の勝ち。序盤は天理のペースだったのですが、後半箕島が反撃。天理は一回戦で立命館にコールド勝ちしていますので、その相手に接戦に持ち込んだのは好材料だと思われます。
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