高知レポート（3）　春野

ここはやはり西武ライオンズのキャンプ地として有名ですね。完成したのが1979年。ちょうど西武球団誕生と同じ時期です。1980年からキャンプに使用されたみたいです。

今回訪れた高知の野球場の中では規模は最大級。両翼100ｍ、センター122ｍ、収容16，000人です。（以前はもっと狭かったらしいです。2002年の拡張工事で現在の規模になったらしいです。）

訪れた時は西武二軍が練習していました。以前は一軍もいたのですが、最近は宮崎に移ってしまい、二軍のみのキャンプです。そのためか、日曜日なのにスタンドは閑散としていました。朝早かったのが要因ならばいいのですが。

最近キャンプ地は沖縄、宮崎が人気で高知はやや減少気味です。関係者の方は頭が痛いところでしょう。

春野球場に話を戻すと、設備は良かったです。1階正面にガラス張りの入り口がありましたが、ここは関係者用の入り口みたいで立ち入り禁止でした。観客は手前にある土手に一旦登り、そこから1、3塁各側に鉄製の陸橋があるので、そこを渡ってスタンドインするようになっていました。（土手の上にはキップ売り場がありました。）

スタンドに入ると一人掛けの座席がたくさんあり、バックネット上には屋根も付いていました。スタンドも高く、山のふもとで空気もよく、設備もなかなかで県内の野球場としてはトップレベルなのではないでしょうか。

先程の陸橋からの入り口の横には売店もありました。仮設のものではなく、建物の内部施設として簡単な調理設備があるもので、この点からもここの設備の充実度が図れます。照明がないのが残念です。隣の陸上競技場にはちゃんと照明があるのに。

ここの唯一のネックは交通アクセスでしょうか。公共の交通機関はなさそうでした。（調査不足かもしれませんが。）

駐車場は敷地のどこかにあるようで、野球場を通りすぎて奥の陸上競技場の方に進む車は多かったです。総合運動公園なので駐車スペースはあるのでしょうが、電車・バスはどうなのでしょう？ちなみにここに来るまでの道と周囲の景色は、いかにも田舎にやって来たという感じのものでした。アクセスが良ければ最高の野球場だと思えました。

お客さん、もっと来ないかな？選手が寂しそうでした。