メンタル
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マル
2010年07月31日 21:13 visibility148
テニスにおけるメンタルの重要性はいうまでもありません。
しかし、いざ「鍛える」といっても、身体のように分かりやすくないのが難しいです。
メンタルについて考えるとき、真っ先に浮かぶのは、大学院時代同期だったO君です。
O君は中学までテニスをしていたのですが、高校以降はやめてしまったそうです。
しかし彼は、基礎的な技術と、そのメンタルだけで年数・技術的なハンデをひっくりかえしました。
何度か試合をしましたが、大事なポイントはほぼ取ってきます。
大事な場面では崩れることも、崩されることもほとんどないように見えました。
もちろん時折ミスもしますし、こちらがポイントを決めることもあります。
O君も表情も多少は変わります。
しかしそのプレーはいつも冷静で、的確でした。
その謎を解くべくO君と話をして気付いたのですが、
彼は「動揺しない」というか、「気にしない」のです。
失敗しても「あらら」、
試験の成績が悪くても「おやまぁ」
…といったぐあいでした。
(しかし、O君が学校で「あーどうしようー」と悩んでいる姿も何度か見かけたので、ただの「能天気な人」ではなさそうでした。)
おそらくは、彼は「悩みどころ」を分かっているのでしょう。
失敗の分析や、次のプレーといったところでは「悩む」意味がさほどありませんので、そういった場面ではシンプルになすべきことを決定していたと思われます。
さて。
ひるがえって我が身を振り返るに、要らんところで悩み・感情的になり過ぎな気がしました。
悩むべきところを決める、というステップを飛ばして、
「悩みさえすればいい解決法が出てくる」とでも思いこんでいるかのようです。
なので、最近は「そこって悩むところ?」と自分に問いかけた上で、悩むようにしました。
また、「シンプルに、鉄板(堅実な方法)で!」を試合中の標語にしました。
その効果のほどは対戦してくださった方々に聞かなければ判りませんが、前よりもスッキリと試合ができている気がします。
まだまだ「メンタルタフネス」には程遠いのですが、しばらくはこれで「鍛えて」みようと思います。
ある程度「強くなった」なら、また次のステップが見えてくるかもしれません。
それが楽しみでなりません。
- 事務局に通報しました。
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