【現地観戦記】 ゼビオFリーグ 第17節 府中アスレティックFC vs アグレミーナ浜松

  • ひろ
    2015年09月16日 23:37 visibility570

9月4日(金)



1ヶ月の中断を終えていよいよFリーグが再開。アグレミーナ浜松の試合を見るのは7/11のアウェイ浦安戦(http://labola.jp/diary/2026695006)以来約2ヶ月ぶり。その間に浜松は5.大野選手が加入し、やっと今季初勝利を挙げ、そして豊島コーチが新たに就任。10.剣持選手や11.曽根田選手も体調不良や怪我から復帰して、さぁここから巻き返しだ!!








オーシャンカップ優勝記念シャーレと府中カラーのダルマ。もう片方の目に墨が入るのはリーグ優勝を成し遂げたときか?








ゴール裏のサポーター席後ろには府中ノボリが立ち雰囲気が出てます。








選手入場。








この日はJFAリスペクト・フェアプレーデイズということで試合前に両チームが宣誓文を読み上げ、そしてフラッグを囲んでの記念撮影。








円陣を組む選手たち。ここで、あれ?と気づく。浜松・保田監督がいない!?どうやら中断中に加入した豊島コーチが指揮を執るらしい。なぜ?理由は試合後に判明しました。



交通事故報告(アグレミーナ浜松公式サイト)

http://agleymina.jp/news/news-2580.html



なんと監督不在という緊急事態!しかし、試合をするのは選手たちだ。とにかくがんばれ(o`・ω・)o

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ゼビオFリーグ 第17節

府中アスレティックFC 8-2 アグレミーナ浜松(前半6-1)



公式試合記録

http://www.fleague.jp/score/score01.html?gid=20322



府中得点者:5.皆本、25.完山、21.柴田、14.永島,8.上福元、10.山田ラファエル、8.上福元、25.完山

浜松得点者:17.田中智、11.曽根田



当日の実況ツイート

http://twilog.org/hiro_16ban/date-150904/norep








ホーム府中アスレティックFC。オーシャンカップ優勝に貢献した渡邉選手が中国・大連のクラブに移籍してしまったが、入れ替わるような形でタイのチョンブリにレンタル移籍していた10.山田ラファエルユウゴ選手がチーム復帰。この日が復帰初戦となった。








10.剣持、11.曽根田が復活した浜松。この日のメンバーは5.大野、8.松本、10.剣持、11.曽根田、12.石野、15.野嶋、16.須藤、17.田中智、18.小池、20.石黒、21.岩﨑、22.田中充。 デウソン神戸から新加入5.大野がメンバー入りした。



【前半】

浜松のスターティング5はここのところお決まりの、GK20.石黒、FP15.野嶋、16.須藤、17.田中智、18.小池。試合は浜松ボールでキックオフするが、1度ボールを失うとそこからはほとんど府中にボールを持たれ攻め込まれてしまう。浜松は懸命にプレスをかけるが、ボールを奪い落ち着けることができない。

すると前半2分、左サイドでパスを受けた5.皆本が17.田中との1対1で縦突破を図る、抜いたか抜かないかというところで左足を振りぬくと、これがニアサイドを貫き府中先制。








8.松本、10.剣持、12.石野、22.田中充のセカンドセットに代わっても大勢は変わらず。浜松は連携…の前にパス・トラップの精度を欠きリズムよくボールを回すことができない。 “中断明け感”をありありと感じざるを得なかった。

石野、剣持に代えて5.大野、11.曽根田を投入すると、早くもGK石黒が攻撃参加を開始、数的優位を活かして左に引きつけてから逆サイドの曽根田に振ると、飛び出したGKの動きを見極めた冷静なループシュート。初めてチャンスらしいチャンスをつくったがこれはゴール前までカバーに戻った相手DFにクリアされる。








ここまでは良かったのだが、続くコーナーキックを攫われるとカウンターで25.完山が独走。30m強を駆け上がりそのまま流し込んで2点目。








セカンドからファーストへセットが入れ替わろうというところ、センターライン付近から23.ソロカーバがドリブルを開始すると、8.松本が置き去りにされて縦突破を許す。折り返したボールはあっさりとファーサイドまで抜けてしまい待っていたのは21.柴田。いとも簡単に3点目が決まる。ここまでわずか6分。








開始6分間で3失点。この苦境にベンチの豊島監督代理はどう対応するのか?



しかしこの直後、浜松はコーナーキックから17.田中智がゴールを決め1点を返す。府中GK田中はファーサイドに強烈なボレーが来ると読んだか先に飛んでしまい、田中智が力を抜いて当てたボールがゆっくりとゴールニアサイドへ吸い込まれた。

1点だけでは到底足りないという感じか、ゴールを決めても選手たちに喜ぶ様子はない。しかしこのゴールをきっかけに反撃を図りたいところ。16.須藤が何度も身体を張ってボールを奪いにかかるが上福元をピヴォに置きシンプルに3-1の形でボールを回す府中からなかなかマイボールにできない。








そこで浜松のタイムアウト。だが、輪になってたのは30秒程度。豊島監督代理、指示を出すというよりは喝を入れたという感じか…?



しかし、浜松が調子を上げることはできず11分には14.永島ゴールで追失点。コーナーキックからパスを回して回して…のミドルシュート。



ここからようやく浜松のチャンスが続く。12.石野が右サイドでドリブルを仕掛け相手ゴール前でファウルを誘うと、このフリーキックから11.曽根田がネットを揺らす。しかし直前に16.須藤がGK田中の手を蹴ってしまいファウル。ノーゴールの判定となった。 直後にも18.小池が「らしい」前カットでボールを奪いカウンター!しかし味方のボールを追い越す動きが乏しく、出し手がなく自らシュート。これでは日本代表候補GK田中を揺さぶることはできず正面へ。








少ないチャンスを決めきることができなかった浜松。この後は守備の時間が長く続き、16分にはピヴォ当てを受けた8.上福元の反転シュートで5点目。18分にはコーナーからのパスを受けた10.山田ラファエルの復帰ミドル弾で6点目を決められ、1-6と大量リードを許し前半を折り返した。










新加入の5.大野選手。デビューとなった前節神戸戦では古巣相手にいきなり今季初勝利となったが、ここまではなかなか良いところを見せられていない。後半に期待。





【後半】

前半だけで大量6失点を許してしまった浜松はGKを20.石黒から21.岩﨑に交代。FPは5.大野、8.松本、10.剣持、22.田中充でスタートした。








おそらく、岩﨑のリーグ戦出場は5/30の浦安戦以来今季2度目。GKを代えざるを得ない状況というのは、チームとしては良いことではないが岩﨑にとってはやっと巡ってきたチャンス。だがしかし、後半スタートして2分足らずでさらに1点を失ってしまう。21.柴田の放ったシュートがGK目の前の8.上福元のヒールに当たって絶妙なループとなりゴールイン。



出鼻を挫かれてしまった形となったが、これは岩﨑にとってはアンラッキーな失点だったと言えるだろう(もし柴田と上福元が狙ってやったとすれば、ものすごいゴールだ) そこからさらに崩れるようなことはなく、気持ちのこもったセーブに加えて正確なロングキック・スローで一気に前線へ入れようとするプレーが目立った。








岩﨑の好プレーの影響と、後半に入ってようやくパスが足元に収まるようになってきたこともあり、浜松がゴール前まで攻め込む回数が増えてきた。すると、府中はこれを身体を張って止めてファウルがかさみ始める。

6分には岩﨑が3度ボールに食らいつく気迫のセーブからカウンターに持ち込み、17.田中智がドリブルで攻め上がると、飛び出した府中GK田中がこれを身体ごと止めてイエローカード。しかし、ここで得たフリーキックをブロックされると今度は25.完山がカウンター。まるで前半のゴールのリプレイを見ているかのようなドリブルからゴールに流し込まれて8点目を失ってしまう…








相手のほころびを見つけると一気にドリブルで攻め上がる思い切りの良さと、1対1を確実に決めきるシュートの正確性。完山の2ゴールはどちらも素晴らしかった。








ついに7点差となってしまった浜松は試合時間10分を残してGKに曽根田を据えたパワープレーを敢行。パワープレーとなればさすがに浜松がボールを持つ時間が長くなってくるが、引いてダイヤモンドで守る府中DFを崩すことはできず時間が過ぎていく。








相手のプレスが一瞬弱まった隙を突いて曽根田が1ゴールを決めたものの、反撃はこの1点止まりで、それどころか最後の瞬間にあわや山田ラファエルのブザービート!?これはタイムアップのブザーの後ということで認められず、試合は8-2で終了。府中は今季最多得点となった。








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今季初勝利の勢いに乗り巻き返しを!と思ったのですが、結果は2-8と大敗。惨敗。

不測のアクシデントで保田監督が急遽不在となり、豊島さんはコーチでなくいきなりの監督代行としてのデビュー戦となってしまったのは酷でしたが、しかしそれを差し引いても浜松はミスが多く、身体が重そうに見えました。

弱いチームが勝つにはカウンターがまず基本だと思うのだけど、カウンターは相手が整う前に攻め立てる戦術。そこで自分たちが整うのを待っていたら相手も整ってしまう。かといって無闇やたらにリスクを賭けてもやられるだけ。難しいとこだけど、浜松はそういうトランジションでの判断が要るトレーニングをどれだけやってるのかなー。なんて思ったり。。。








思うような結果は得られなかったけど、ともあれFのある週末が帰ってきた。また、ここから始めよう。



【参考記事】

アグレミーナ浜松・豊島明監督代理「練習から闘う気持ちが足りない。うちの課題はそこだ」(デジタルピヴォ・プラス ※途中から有料記事)

http://www.targma.jp/pivoplus/2015/09/05/post18658/



マッチレビュー「ハリスの目」(府中Facebookページ)

https://www.facebook.com/fuchu.athletic/posts/1141842149176401:0



<第17節>浜松8失点、連勝ならず(静岡新聞)

http://www.at-s.com/sports/article/shizuoka/agleymina/148978.html



★府中が山田ラファエルの復帰戦で8発大勝《府中vs浜松》(Fリーグモバイル)

http://sp.f-lg.jp/news/view?news_no=214986



★豊島コーチ「前半のままならば何も残らない試合だった」《府中vs浜松》(Fリーグモバイル)

http://sp.f-lg.jp/news/view?news_no=214993





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