ヴァンフォーレvsトリニータ

  • DAI
    2007年06月29日 23:59 visibility47

 前半からスピードに勝るヴァンフォーレFWがトリニータDFを圧倒。速いボール回しについていけず、DFは体をはったプレーでファールすれすれでしのぐ。そんな中、両チームともアーリークロスまたはセンターからのポストに合わせた2列目からの飛び出し。ダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!

 先取点はヴァンフォーレ。こぼれたボールを石原が一閃!角度のないところから見事なゴール。

 それ以降もDFラインを高く設定して中盤を厚くしたヴァンフォーレが中盤を制覇。裏を狙うトリニータの狙いはまったく空振りに終わる。とにかくヴァンフォーレはボール回しがはやい、はやい。ダイレクトでどんどん回していく。そして、プレッシャーも早くて強い。まさに圧倒。逆にトリニータの中盤のうすいこと。守備にひっぱられて後ろにひけている。中盤を支配できない。苦し紛れにサイドに逃げる。すかさずヴァンフォーレDFの餌食となる。全くの待ち伏せ状態である。そのまま前半終了。

 後半も大筋の流れは変わらない。トリニータ、ジュニオールに替えて前田を投入中盤を厚くし、リズムを変える。この判断は正しいと思う。攻撃の主導権を握るトリニータ。逆に運動量が落ちたヴァンフォーレ。トリニータが押し気味に後半をすすめる。しかし攻撃になるとヴァンフォーレは走る、はしる!トリニータはDFがついていけない。しかし、攻撃の手をゆるめるわけにはいかない。残り10分で前線に森重投入。攻撃を増やす。しかし、得点には至らず。単調なサイド攻撃から中央から裏に走る攻撃に変わる。しかし、逆に中一辺倒となる。そしてロスタイムに勝負に出た大分はDFを一人残して攻めるが、逆に点を失う。

 

 サイド、中央と厚いFWが走って、中盤をDFがカバーして高いラインからの奪取を目指したヴァンフォーレ。走られて中盤からどんどん崩れていったトリニータ。攻めも単調でヴァンフォーレDFに待ち伏せされていた。

  両チームともそれほどスペースを有効に生かしているとは言い難かったが、明暗を分けたのは運動量だった。センターかサイド一辺倒の単調なトリニータの攻めに対して後ろからどんどん波状攻撃をかけてサイド、中央とボールを回したヴァンフォーレに分があった。・・・逆サイドに有効なスペースがあるときにも目を向けられるとヴァンフォーレはもう少し上位に抜けられるのではないだろうか。トリニータは中盤からしっかりと有効なスペースに走り込んでいかないとなかなか得点には結びつかないのではないか。

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