指導の話


東京出張を終え今から神戸に帰ります。
アジアカップは間に合いませんでした…
 大丈夫、魂は東京へ置いていきます。

さて、今日は先日見たとあるクラブのジュニアユースの話をします。
ちなみに携帯から。(※帰宅後PCにて編集いたしました)
うまく行くかな…

このクラブチームは数年後のJ入りを目指しており、
トップチームは神戸市リーグ、
京都府リーグを戦っています。
すでにNPO法人化されており、
小学生〜社会人まで前カテゴリーの
チームを持っていたりします。

先日、加古川の日岡山グラウンドで
練習に参加した歳の出来事です。
私は一時間ほど早く到着してしまい、
グラウンドが空くのをまってました。
前述したチームの恐らくジュニアユース
が練習をしており、しばし観察。

主力組と控え組が紅白戦をして
練習を締めているところでした。
傍らでは、その2組からも漏れたメンバーが
ミニゲをしています。何気なくミニゲをしている、
集団をみていると、1名。
明らかに回りと技術の劣る少年がいました。

回りは冷ややかな罵声を飛ばしたり、
きつい事を言っています。正直に見るに耐えない光景でした。
その時、紅白戦を眺めていた指導者
(20代後半の恐らくTOPチームのメンバー)が
ミニゲ組のプレーを止めて、その少年に声をかけます。
“今、どこ見てた?”

“嘘つけ、もっぺん言ってみ?”

“足下しか見えてへんよな?”

“それじゃいつまでたってもうまくならんで”

一方的にこんなやりとりが続き、ミニゲは再開。
回りは何事もなかったようにプレーを続けますが
例の少年は実に沈んだ表情です。

私はこの一連のやりとりを見てやるせなくなってしまいました。
コーチはルックアップの重要性を説いたのでしょうが、
彼は、そこまで集中砲火を受けた意味を
恐らく捉えきれていないはずです。

確かに甘えや馴れ合いは本人の為になりません。
ストイックに技術の向上を求め、
個人のスキルをあげるのがクラブとして
親御さんの期待に応える責任だと言うならそれまでです。
しかし、その前にサッカー自体をその子から
取り上げ兼ねない行為に私は憤りを感じました。

私自身、サッカーを中2でドロップアウトしたクチですが、
今となってはかなり後悔してます。
学校の部活と同じ考えでは成り立たない部分はあるにせよ。
個人からサッカーの楽しみを奪うような行為は、
哀しくてしかたありません。
その少年が今もひたむきに練習に励んでいる事を願って止みません。































































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