
私は日刊スポーツの記事に憤慨している
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もぐら
2009年05月08日 00:07 visibility77
ひとつ前の記事に日刊スポーツ5月6日朝刊のコラムを引用させて頂いた
(無断引用だから削除されちゃうかな・苦笑)
これまでスポーツ新聞を始めとするマスコミが
若い芽をどれくらい摘み取って捨て去ってきたかという反省が無いばかりか
何かと言えば海外の悪い例を引用して、自分たちのしてきた事を肯定している
こうしたコラムを自社の紙面で公開する事がどれほどのサッカーファンを敵に回しているか
彼は考えた事があるだろうか?
事の発端は先日の国立霞ヶ丘で行われた柏戦後のフィンケ監督のコメントからだ
長文であり訳文なので日本語の言い回しとしてどうかと思うがおつきあい願いたい
浦和レッズHP_NEWS 09.05.05 vs柏 試合後 フィンケ監督
「皆さん、今日は一つ根本的なことについてお話をさせていただきたいと思います。
もしかしたら、記者の皆さん方にとってはあまり都合のいいことではないかもしれませんけれども、
非常に大切なことですし、これは私から皆さんにとってのお願いでもあります。
私は数週間前から何度も何度も警告していたのですけれど、あのような非常に若い選手、
もちろん才能があって、実力もある選手ですけれど、あのような若い選手が、
毎日のようにメディアに出てしまうのはよくないことだと思っています。そして彼らにとっても悪影響を与える可能性が十分あるわけです。
そして現在の原口元気の状態を見ますと、やはりどうしてもまだいろいろな意味で問題を抱えている状況だと思います。
もちろん彼がリーグに出て、とても活躍した時期もありました。しかし、今日のようなパフォーマンスを見ると、私は非常に悲しくなります。
なぜかというと、彼が持っている能力、そして才能を実際に発揮することができていないからです。
やはり、ここ数週間、ほぼ毎日のように彼について、さまざまなところで書かれていました。
彼がインタビューを受けたり、また彼についての記事があったり、もしくは彼の写真が大きく出ていたり、
もちろんこれが日本ですので、日本の常態なのかもしれませんし、私はそれはできるだけリスペクトはしたいと思っています。
もしこれが私がドイツにいて、ドイツで今同じようなことが起きていれば、私は彼を約3ヵ月間、メディアには一切出さないようにするでしょう。
なぜかというと、毎日、毎日彼が大きく取り上げられるということをリスペクトする必要もないからです。
大切なのはまず、彼がサッカー選手としてのキャリアに集中すること、そして一番大切なサッカーのプレーに集中することです。
今日のプレーに関しましては残念ながらあまりよくありませんでした。そのことにとても悲しんでいます。
しかし忘れてはならないのは彼がまだ非常に若い選手であるということです。
これは非常にまじめなテーマですので皆さんにもはっきりとお伝えしたいのですけれど、
私はここで自慢をするわけではありませんが、若い選手たちをこれまでたくさん育ててきました。
それでドイツでも、私のもとで育った選手が代表選手になったり、大きなヨーロッパのクラブで活躍している選手たちがたくさんいるわけです。
彼らは17歳、18歳、19歳のときに私のところに来て、プロとしての道を歩み始めたわけですけれど、
そのときに私はよく、これらの若い選手たちを数週間、もしくは数ヵ月間にわたってメディアに一切出さないようにしました。
そしてそのようなことを、現地の記者たちもはっきりと認めて、リスペクトしてくれました。なぜかというと、
選手の成長を考えればこれが大切だということをみんなが理解していたからです。
しかし、私は日本ではあくまでも『ゲスト』という立場で来ているということを理解していますし、日本のやり方があるということも知っています。
しかし、この間記事でもすぐ、『新しいフィンケという監督が、情報を規制している』というような形の報道がありました。
しかし、これは一切事実ではありません。大切なのは選手が成長するための環境を整えることです。
(日本語で)ショウガナイ。(苦笑)
皆さん、この1人の選手がまたいいパフォーマンスを見せることができるように、また彼を助けなければいけないのは私たち監督の仕事なのです。
その仕事をする上では誰も助けてくれません。ですので、大切なのは私たちが長い目で見て考えること、
この1人の『優れた選手』が1年後、2年後、3年後に、『非常に優れた選手』になれるように、
成長することができるように助けることです。これが大切な私たちの仕事です。
皆さん、私は日本にあくまでも『ゲスト』として来ていることは理解していますし、
もし皆さんが私が言ったことに傷ついたということであれば、ここで謝罪をしたいと思います。
ただし、大切なのは私が情報を規制したというわけでは一切ないということです。
大切なのは選手の成長だということをあらためて考えていただきたいと思っています」
マスコミの責任有る立場の人間が、ドイツ語を直接理解したわけでもなく
訳文の端々、ほんのワンセンテンスを捉えて揚げ足をとるような形で
この指導者の言葉を否定してしまうのはいかがなものか?
私が先のコラムを読んで感じたのは、日本のマスコミ、少なくとも日刊スポーツは
日本サッカーの将来、いちクラブの選手としてではなく日本代表になり得る選手の将来など
これっぽっちも危惧してはいないということ
その日の売り上げだけ、自分の出世だけに固執したふざけた連中の集まりだという事に帰結する
コラムの中に浦和のフィンケ監督だけではなく鹿島のオリヴェイラ監督に対しても
同様の攻撃をしているのには呆れてモノが言えない
恥ずかしながら、私の拙い記憶では過去の例を詳細に列挙する事ができないが
これまで数多の選手がマスコミの餌にされ、怪物!・超高校級!等々
選手権の前後には毎日の様に紙面を飾ったが、
マスコミやそれに踊らされた周辺の取り巻きにちやほやされた結果Jリーグや海外クラブに所属しても
泣かず飛ばずに終わったサッカー選手や野球選手がどれほどいただろうか?
その全てをマスコミの責任とは言わない、彼のコラムにも有るように
真の実力者ならばどんな誹謗中傷や煽てにも乗らずに
ひたすらに精進を重ねてトッププレイヤーになる事もあるだろう
ただそれは、日本人ではなく海外の選手であって
これまで日本のマスコミに食いつぶされた選手の事などすっかり忘却の彼方にあり
反省など一言もないところにこの編集委員の品格というか人間性を疑う所以である
俺って過保護でしょうか?
ずいぶんと前から石原都知事がマスコミ批判をしていた言葉の中に
自分の演説内容を細切れにしてビデオを醜悪に編集して揚げ足取りをしているのに
猛烈に憤慨していたのをテレビでみました
たしかに都知事の言動には激しい口調もありますが
難しい言葉の語彙も分からず歪曲した解釈で世論を誘導するような事があってはならない
演説を引用するなら全文をきちんと引用した上で部分の解釈を加えて論じるべきだとありました
今回の日刊スポーツにあったコラムもまさにその類ですね
なぜ?Fリーグの覇者を地域リーグの雄が
選手権で破った快挙は小さくしか取り上げないのに
他人の揚げ足取りのような文章を恥じること無く掲載するのでしょうか?
せめてプロ野球の3割くらいのページをサッカーに割けないの?
テレビでくだらない珍プレーは10分も放送するのに
Jリーグの結果はフリップで一瞬出すだけJ2はそっちのけなんだろう
本当にスポーツを愛する人がテレビや新聞の報道にいるのか?
おおいなる疑問が沸々とわいてくるのはなぜなんだろう
※写真は日刊スポーツの新聞記者に詰め寄っている風景ではありません
雨の中屋根の無い国立アウェイゴール裏のサポに対して
勝利の後挨拶にきた浦和の選手たちとそれを迎える浦和サポでした・笑
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- 事務局に通報しました。
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