Fリーグ2016/2017開幕戦
-
谷本俊介
2016年06月13日 08:52 visibility22
昨日、Fリーグ2016/2017シーズンが開幕しました。
我々、府中アスレの開幕戦は、
3-1で湘南ベルマーレに勝利。
湘南の粘り強い素晴らしい守備、そして勝負にこだわり懸命に戦う姿勢に苦しめられました。
試合全体を通して我々の思うようなパフォーマンスが出せませんでしたが、それでも最後まで我慢強く選手たちが戦ってくれたことで、しっかりと勝利につなげることができました。
こういった厳しい状況の中でも40分間の中でしっかりと勝ち切れるようになった部分にチームとしての成長を感じます。
今回出た成果と課題を活かして、次はさらに良いパフォーマンスを出して勝てるように頑張ります!
さて、試合後の会見コメントについて様々なご意見があると言うのを耳にしました。
まず始めに、勝敗をかけて全力で戦う相手の戦い方に対して、否定する気持ちは私には一切ないと言うことをご理解いただきたい。
会見ではそういう意味を込めて「勝負に徹する戦い方についてはリスペクト(同意)する」と前置きした上で発言させていただきました。
そもそも私の考えとしても自分たちの選手、戦力を踏まえた上で、戦術を考えて、独自のやり方で戦うのは自然なことで、色々な戦い方があるからこそ駆け引きが生まれて良いと思っています。
昨日の試合で我々は湘南の戦略に苦しめられ、逆に湘南は自分たちのやりやすいように戦い、どちらが勝ってもおかしくない緊張感のある良い試合となりました。
彼らは勝つために素晴らしい戦略を準備し、それを選手たちが全力で遂行して見事に戦えていたと感じています。
逆に、相手との駆け引きで圧倒できなかった自分たちにまだまだ未熟な部分があったと思います。
では、私が言いたかった真意とは何か?ですが…
GKからのロングフィードがあれだけの頻度で発生した分だけ、FPのプレーの機会を奪ってしまい、それによるFPの成長、しいては日本フットサルの発展につながらないのではないかということです。
JFAがバーモントカップなど子供のフットサル公式戦で、GKからのフィードが直接、ハーフラインを越えてはいけないルールを適用される意図は、そうしたFPのプレー機会を奪わないために作られたものだと認識しています。
子供の頃にそうした環境を提供し、ドリブルやパス、ボールコントロールの練習をしてきてるのは何のためなんでしょうか。
ましてや湘南は若くてポテンシャルのある選手がたくさんいるから…ということも会見では述べさせてもらいましたが、その選手たちのプレーを伸ばす機会を奪っている可能性はないのかなと僕は感じました。
もし上背があって長身のボールを前線でおさめられる選手がいたり、針の穴を通すような質の高いロングフィードができて、しっかりと計算された上でその戦い方を選択するなら、意図があって良いと思います。
しかし、昨日の試合にそのような狙いは感じられませんでした。
それでも勝つためにそれが最善の策だと信じて選択した部分だと思いますので、それについては何の否定もしません。
また会見コメントで引いて守るやり方について発言した内容があったようですが、
私の記憶が正しければ、会見内で「引いて守る」ことについて触れた覚えは一切ありません。
昨シーズンのプレーオフの戦い方がそうだったように府中も相手との力関係を考えて自陣のスペースを消すために引いて守ることはありましたしね。
恐らく会見内で「あのような戦い方…」と発言した部分が違う解釈をされてそう書かれたのだと思います。
今回の私の発言の意図が伝わらなかった原因として、メディアに掲載されている文章は、会見で発言した一語一句の全てを正しくコピーして書かれたものではなく、あくまでも要約文であり、また前後の質問や掛け合いについては書かれないまま(「湘南をなかなか崩せなかったのは?」という質問は会見ではでてませんし。)掲載されているということをご承知おきください。
メディアの方々も文字制限のあるSNSを利用して簡潔に文章をまとめて掲載しようとしてると思うので、今回のような発信になっても致し方ないかなと思います。
むしろ、そうしたメディアの現状を理解せず、思慮にかける発言、表現をした自分の言動について深く反省してます。
今、自分の思いとしては、今回のことがきっかけになって、
勝つために大事とか、
戦術は多様であるものとか、
これらの意見は踏まえた上で、
その中で、さらに見る側、プレーする側、サッカー関係者、育成年代など、他の視点も含めて、
フットサルが発展するためにはどうしていくのが良いかについて考えていただければ幸いです。
- favorite28 chat1 visibility22
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件