藤井捕手引退

お疲れ様です。昨日でCSも第１ステージが終わりました。セ・リーグは読売、パ・リーグは千葉ロッテが勝ち進み、それぞれヤクルトとソフトバンクに挑戦します。
一方、敗れた阪神ですが前もって引退を発表していた関本選手に続いて藤井彰人捕手も今季限りで引退することを表明しました。

プロ入り前は近畿大学で活躍。同級生の二岡選手、宇高投手と同じドラフトで近鉄に入団しました。特に近鉄では宇高投手とバッテリー揃っての入団でした。
近鉄消滅の後は、東北楽天へ。岩隈久志投手とのバッテリーで最優秀バッテリーにも輝きました。

嶋捕手の成長につれて段々出番が減少。「まだやれる」とFA宣言し阪神に移籍。最初は膝を故障した城島捕手の補完と思われてましたが、マスクを被った時の安定感で正捕手の１番手に躍り出ました。

ここ数年はメッセンジャー投手との相性を買われて、必ずマスクを被ってました。この二人の試合はサインが決まって投球に入る、ボールを受ける、捕ってから素早く返す。この流れがめちゃくちゃ速くてスピーディーな試合だったと思います。ドンドン投げたがるメッセンジャーを気持ちよくリードしていた印象が有ります。

最後の試合になったCS第１ステージの第２戦。前日にサヨナラ押し出しをしてしまった高宮投手がベンチを出るときに、ミットで高宮投手に檄を飛ばして行った姿は、ベテランらしい引っ張り方だったと思います。

同時に入団した３人の中で一番長くユニフォームを着れたのはスゴいと思います。今後は良い指導者になるんじゃないかと期待しています。できれば梅野捕手を育て上げてくれれば言うことなしですが。藤井捕手、お疲れ様でした！