過剰な「不謹慎」に違和感を感じる

  • k5
    2011年03月23日 13:54 visibility425


昨夜、なんか腹が立った。
腹が立った、と同時に怖さすら感じている。


 


 



以下、とりとめもない駄文。


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今回の一連の大災害。



義援金や物資提供、ボランティア。
あるいは節電などを含め、日本が一丸となって
復興を目指している。
特にマスメディアや、twitter等の力によって、
日本人のDNAでもある「助け合い」「譲り合い」の精神が、
老若男女を問わず広く浸透している。
これはとてもよいことだと思う。


 



でも、


 



多メディア化による情報過多な時代の中で、
視聴者はあれだけテレビ報道は疑ってかかるくせに、



「不謹慎」「自粛」に関しては、


 


「ああ、不謹慎だから問答無用に自粛!」


 


となる。


 



「不謹慎」と考えることを全否定しているわけでは決してない。
「助け合い」「譲り合い」とは似て非なるものであるとはいえ、
空気を読むことは少なからず重要である。


 


ただ、ここ最近の過剰な「不謹慎→自粛」の流れは、


私からすると、「情報→結論→行動」の流れに、「考える(思考)」という
プロセスが欠落しているように思えてならない。
私にとってはそれがとても気持ち悪いのだが、
その気持ち悪さが、今、国民の間で普通になっている。


 



これには、がある。


 



しかも、その狂気的な違和感に対して、異論を唱えることすら
非難されそうな世の中の流れがある。


 


 


 


ここまでくると、もはや狂気的な「ブーム」だと思う。


 



「東北の会社が稼動してないんだから、
 ウチの会社もしばらく休みにしなきゃダメだ!」



 


「福島の人たちが外出できなくて苦しんでいるから、
 事態が解決するまで外出しないで家で寝てます」


 



って言っているかのようだ。もはや意味が分からない。


 



これ、なにもプロ野球の話だけをしているわけじゃない。


高校野球では吹奏楽部の晴れの舞台が奪われ、


ACのCMに苦情をいうアホがいるらしい。


特に東京近辺では、一般人の行動ですら大なり小なり


こんな話ばかりで、ホントに頭を使ってるのか疑いたくなる。
でもこれが「不謹慎ブーム」なんだろう。


 


 


 


「ブーム」は強い反面、一過性だ。


流行りモノは、インパクトが強ければ強いほど、廃れるのも早い。



もちろん「不謹慎ブーム」が起こる背景はいくつか推測
できるし、納得できるところもある。



盲目的に同じ方向を向いていないと不安になるという、
日本人のDNAの影響かもしれない。


 


あるいは、実際に被災した人ではなく、


テレビの映像を観つづけた非被災者たちが、
「不謹慎」という言葉に陶酔し、


被災者と同化してるかのような錯覚をすることで、
自分自身のPTSDを取り払っているのかもしれない。


  平衡を保とうとする性質を持っているのも事実。



 


 


でも、



 


 


被災地の復興も、日本経済の復活も、


少なからず「長期戦」になることは間違いない。


 


だから、絶対に「ブーム=一過性」なんかで
終わらせてはいけない。



 


 


大事なのは、



「頑張ろう!」と最初気張り過ぎて、スタミナ切れしたり、
「助け合い」「譲り合い」を一過性のブームにするのではなく、
それらを実行できるテンションを、無理せずに、できるだけ長く
継続していくことではないか?


 


 


 


 


そのために、自分が出来ることは何か?


 



今置かれている環境下で、


地道にコツコツ働き、


普通に飲んで、普通に笑って、普通の生活を送った上で、


「できる範囲で」募金して、祈って、復興に協力すること。


 


 


 


継続して他人に手を差し伸べるためには、
自分自身が普通の生活を出来ている(自然体である)、
というのが大前提だと思う。


 


 


無理してないから、自然体で他人に手を差し伸べられる。
だから、活動も継続できそうな気がするし、受け手も
変なストレスを感じなくて済む。


 


 


例えば「義援金を集めるためのチャリティー合コン」(一部笑)も、
多少オチャラケ感があっても、自然体だから続けられそうだ。


個人的には素晴らしいと思う。


 


 


もちろん「不謹慎」という空気を読む能力も必要だが、
日本全国が共倒れすることの方が、私は怖い。


 


 


 


 


 




そんなことを口にすることすら



 


 


 



 


 


 


 


 


 


 


 


 


 



……だから、日本人よりも外国人と意見交換をすることで、


自分が健全な精神状態になっておきたいと思い、


みんなでパツキンオネエサンばかりが在籍する「お店」に行ってみたが、


オネエサンたちは危険回避のために


みんなして帰国中。お店は無期限休暇に入っていた…。


 


 


          おしまい

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