なぜ昇格できたのか? -シーズンを振り返る-

  • ゴロー
    2011年12月05日 22:25 visibility94

おかげさまで今日退院できました。

しばらくは家で療養して、仕事は木曜日から出る予定です。

 

さて、見事3位に滑り込んでJ1昇格を決めた札幌。

しかし、昇格はサポーターですら期待も予想もしなかった、摩訶不思議な結末でした。

 

昇格できた一番の要因は、ズバリ「運」だと思います。

 

そもそも、開幕前に札幌の昇格を予想した人はまずいないと思います。

疑問が残る石崎監督続投、DF陣は岩沼以外総入れ替え。

史上最悪の13位に終わった昨季より戦力ダウンは明らか。

とても昇格を狙える戦力ではありませんでした。

 

開幕戦は愛媛に完敗し、開幕3試合で勝ち点1、勝利はおろかゴールすらなし。

こんなクラブが昇格したのは史上初では?

 

その後も停滞を続け、顕著だったのは全く組み立てのできない攻撃。

5月のアウエー鳥栖戦ではシュートわずか3本に終わり完敗し、試合後サポーターが選手に約10分間、この時期としては異例のお説教。

さらに、6月の室蘭でのホーム横浜FC戦では敢えなく零封され、またもや試合後お説教。

 

その後は6試合負けなしでしたが、開幕以来勝った試合でも何で勝てたのか不思議な内容の試合ばかりでした。

さらに、7月に昇格を争う千葉とアウエーで対戦した時は、千葉に対しまさに手も足も出ず0-2で惨敗。

この時点では、「昇格」という言葉を口にするのも空しい状態でした。

 

雰囲気が変わったのは、8月。

ホームの千葉戦では、1ヶ月前に惨敗した相手に対し勝ち目はないと思われましたが、何と4-0で大勝し3連勝。

次の京都戦も勝って4連勝となり、空気が変わりました。

 

9月初めのアウエー水戸戦に勝利し、ついに昇格圏の3位に浮上。

でも、サポーターは「どうせぬかよろこびに終わるんだろう」と思った人が大半だったと思います。

 

しかし、裏腹に勝ち続ける札幌。

9月終わりのホームのベルディ戦では、同点で迎えたラスト10分で岡本ヤスが2ゴールを決め、勝利し、暫定首位に。

でも、まだサポーターは疑心暗鬼。

 

10月には3連敗を喫して、「やっぱりダメか」と思いましたが、直後に昇格争いのライバルの徳島にアウエーで勝利。

サポーターもようやく「もしかしたら」と思いはじめました。

 

しかし、やはり簡単には行かず、11月のアウエーのヴェルディ戦で痛い敗戦。

さらに、アウエー草津戦では勝利目前の後半44分に同点ゴールを決められ、さらにロスタイムに逆転され、残り2試合を残し3位を徳島に明け渡し、「もうダメだ」と思いました。

 

この時点で、自分としては「奇跡が起こらない限り昇格はない」と開き直りました。

 

次のアウエー湘南戦では、押されながらも2-0で勝利。

同じ節に徳島が鳥栖に0-3で負けたので、得失点差で辛うじて3位に返り咲き。

そして、最終戦、FC東京に見事勝利し、ギリギリ3位に滑り込み昇格を決めたのでした。

 

 

ホント1年間、負けてもおかしくない内容の試合を拾い、コツコツと勝ち点を積み重ね、千葉や栃木といったライバルがコケてくれたこともあり、何とか昇格できたという感じです。

でも、最初はバラバラで若かったチームが、勝利を重ねるごとに徐々に1つにまとまり、チームとして成熟していったという感じで、その過程を見られて楽しかったことは事実です。

 

こういうシーズンもあるのですね。

 

来年は苦難の年になると思いますが、やっぱりトップリーグですのでテンションあがります。

チームは成熟して来たとはいえ、まだ成熟しきったわけではないので、来年はさらに成熟するところを見てみたいです。

 

ところで、ある法則を発見しました。

前回昇格した07年シーズンの開幕戦は、アウエーで京都に0-2で負けました。

今シーズンも、開幕戦はアウエーで愛媛に0-2で負けました。

開幕戦アウエーで0-2で負けた年は昇格する。

 

次にJ2に戻ったら、これで行きましょう!

 

それと、ドームでのヴェルディ戦。

07年シーズンもドームでヴェルディに勝って4-3で勝って、良い雰囲気になりました。

ことしもドームのヴェルディ戦がポイントだったと思います。

 

それでは

 

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