セリーグ審判、2名採用
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あおいちぱんだ
2006年12月13日 13:58 visibility191
今シーズン、大きな問題となった審判の判定問題。
一時は線審制度を復活させる必要があるなどの議論にもなった。
だが、もう一つの問題として審判の育成問題もあると思う。
まず、きちんとしたライセンスが存在しないという点。
現在、プロ野球の審判になる人はアメリカの審判学校に通い、育成されていくシステムだが
日本には審判学校は存在しないし、卒業後のちゃんとした資格システムがないというのが現状である。
もちろんパリーグ・セリーグのそれぞれルールが違うこともあるが、 ちゃんとした統一資格を作ることで審判の質の向上や絶対的地位の向上が考えられるのではないだろうか。
もちろん統一ライセンスを作る上で、ペーパーテストや実際の試験など基準をどうするかが問題になってくるのは現在、教員免許の更新問題などで既存の教師陣が猛反発している点でもわかる。
ただ、統一ライセンスを作ると同時に問題になってくることがある。
リーグは「個人事業者」として審判を扱っていることだ。給料はそんなに高くはないものの、一般のサラリーマンと同程度という審判の給与。
直接交渉により毎年リーグから給料を貰っている審判は個人事業者であるが故に退職金もなく、非常に待遇は低い。
芸能事務所のような形でリーグから仕事の依頼を受ける機関をNPOなり、何らかの法人を設け、組織化して、福利厚生の面でもバックアップするシステムが必要ではないだろうか。
さらに現在の審判制度は欠員が出るとその都度補充という形を取っている。
ということは競争に晒されることが無く、マンネリ化する可能性がある事は否めない。
日本での審判養成制度の設立と、ライセンス制度を導入、審判の組織化による福利厚生制度・・・
閉鎖的な野球界にはまだまだ手つかずの課題が多いことを知らされた一日だった。
アンパイアスクール:プロの技術、伝授 野球の審判育成講座に88人−−宮崎 (毎日)
- 事務局に通報しました。
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