特別連載企画 「地域づくりと野球」


だいぶ長期にわたって暖めていた企画ですが、そろそろ小出しにしていきたいと思います。
連載企画として、長期間にわたり書いていこうと思いますので、お付き合いいただければと思います。

なぜ「地域づくりと野球」というタイトルをつけたか。
それは「地域にとっての野球」というのはひとつの大きなコンテンツであると思っているからです。
逆に野球の側から見れば2004年のあの騒動以降、「地域密着」という言葉が言われるようになりました。
もちろんそれは地域に眠っている顧客を掘り起こすと言うマーケティングの観点であると同時に
四国アイランドリーグ(現在の九州・四国IL)をはじめとしてBCLなどの独立リーグが出来つつある一方で
日本人選手のメジャー流出など、様々な問題が起きています。
そこで、このつたない連載ではありますが、日本のプロ野球の転換点として、何か出来ればなと思いまして
書くことにしました。
今回はそのさわりの部分とこういう方向性で書いていきますよというプロローグ的なものとお考え下されば幸いです。







※ある程度データなどはリサーチはしておりますが、これで飯を食うつもりは無いので、
誤認識や所々事情とは異なる記述があると思われます。その際はご指摘いただければと思います。




日本のプロ野球が世界で一番のレベルであるはずなのに、
多くのプロ選手がメジャーリーグに行ってしまいます。
巨人より大リーグ!史上最多21人の日本選手が…(iza)
2004年の球界再編問題を経験したはずの選手でさえ。


これはビザの取得などが容易になったことや、
メジャーリーグの年俸は日本の年俸と比べても仕事あたりの単価が高いことや、
日本での取り上げられ方や年金など福利厚生面でも条件が圧倒的にいいことなどが原因と考えます。
思えば1994年。野茂がメジャーリーグに挑戦した年はメジャー自身が年俸交渉におけるストライキという
大幅なイメージダウンが有った年でした。
ところが、そんなイメージダウンを救ったのは皮肉にも日本の視聴者でした。




そしてあれから14年が経過しました。
野茂の成功やWBCでの世界一を経験し、レベルが高いことが証明されたことからも
さらに選手は高額で良い待遇を勝ち取り、アメリカに旅立っていきました。

その一方で、選手の給与も満足に支払えず、手放さざるを得ない状況に陥っています。

このままじゃ良くない!

そう思います。




日本人は江戸末期の黒船来航以降、自分たちの文化を否定し続けてきました。
でも、その否定してきた文化の中には実は良いものもいっぱいあったはずなんです。
http://baseballsns.jp/member/1599/diary/29803/

今のプロ野球もそうだと思います。
多くの人間が気がついていない、日本のプロ野球の良さが実はあるということを。

このままでは04年の再編騒動が再び起こるのではないか。
そんな心配もしてしまいます。
だからこそ、自分が何か提言できることは無いか。

そう思い、今回このような提言を書いていこうと思います。




つまり、日本のプロ野球は魅力があるし、ここを成長させていくことも立派な生き残る道なんだとおもうんです。

最悪のシナリオが来る前に何とかしませんか?




次回は「産業としてのプロ野球」として、
どのように地域とのかかわりをしていくか、
また何故そのようなことをする必要があるのか
などを書いてまいりたいと思います。

2産業としての野球
「実は儲けることができるんです。」
3事例紹介
3−1.ラスベガスの3A球団の実際
3−2.千葉ロッテ荒木執行役員のお話からみる、野球ビジネスのあり方
3−3.bjリーグ「アルビレックス新潟」はどれだけ凄いのか?
(明日、取材に行ってきます)
3−4.大学とスポーツの連携の実情
4地域と野球のあり方
4−1.福岡に独立リーグ「共存共栄」はできるのか?
4−2.残された「プロ野球移転候補地」
4−2−1.宇都宮
4−2−2.青森
4−2−3.鹿児島

5.今後プロ野球のとるべき戦略とは?































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