千葉ロッテの地域密着モデルとはなんだったのか8
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あおいちぱんだ
2008年08月08日 23:47 visibility782
千葉ロッテの地域密着モデルとは何だったのか 7
の続きです。
長すぎる千葉ロッテの話も、あともう少しなので、我慢していただければと思いますw
■2006年
2006年には前にもお話したように千葉ロッテが千葉マリンスタジアムの指定管理者になりました。
その結果、2005年は球場周辺に関することの取り組みを行いましたが、
2006年は球場内部、いわゆるハード面での整備を中心に行うことが出来ました。
その目玉がフィールドウイングシートになります。
選手と同じ目線で観戦することができるこの席は現在でも大変人気のある席になっています。
ソフトの面で言うとカスタマーセンターを球場内部に設置し、VIPルームの整備を行いました。
■Bar☆Magic
一階の一塁内野席付近にはBar☆Magicというものを作りまして、
そこで選手プロデュースのオリジナルカクテルを発売しました。
2006年も交流戦で優勝をし、その賞金でマリーンズミュージアム兼球団事務所を建設し、3塁側にはパーティー用のサロンをつくりました。
サロンには最大60名まで収容可能で、団体のお客様に大変好評を頂いております。
■2007年のボールパーク化
2007年は海浜幕張の駅構内を「幕張改革」と称して改装し、
選手の写真パネルやスタジアムに模した形のスペースを作っていただきました。
そしてテスト的に行い始めたのが普段記者席の予備として使っていた
「プレスシート」の導入でした。
通常記者席として使っていたエリアの3分の1をパーテーションで区切って開放し、
「渡辺俊介のスローカーブが間近で見られる」ということで大変好評を頂いております。
また、メリーズとタイアップを行ったレディースルーム(授乳室)の設置や「てもみん」に入っていただき、レフトスタンドの上部でマッサージを受けながら試合を見られるというサービスを開始しました。
「ただ、2007年は肩の凝る試合が多かったので(笑)」
いや、肩が凝る試合なんてしょっちゅうじゃないですかw
満塁で何度点が入らなかったことかwwwwwww
そのほかにも小さいお子さんを預けながら試合を観戦できる
「マリスタキッズハウス(託児所)」の導入や
南船橋にあるIKEAとのコラボレーションしたスペース、「IKEAキッズフィールド」を設置したり、
ライトスタンド下のスペースを使った「マリスタバッティングセンター」を設置しました。
バッティングセンターでは「初めてのアンダースロー用バッティングマシーン」の非常に開発に手間取りまして、
出来上がったものを渡辺俊介に見てもらったのですが
「僕のより球が速い」というクレームが出まして(笑)・・・
結局手直しすることにしました。
そうそう。去年小林雅英と清水直行はよく使っていたのですが、
(渡辺俊介は大人気なのでねw)良く打つ打つwww
パワプロみたいな設定が出来るのでしょうかねw
2008年のボールパーク化計画
・アジア最長のリボンビジョンを導入
・バックスクリーンのビジョンを改装し、フルカラーLEDでクリアな映像を
・スタンド内に新たなエリアの座席が登場する(この時点で世界初の試みではないかとのこと。)
※詳しくは
千葉マリンスタジアムに新規シート登場!
マリンスタジアムのリボンビジョン、概要 でよろしくお願いしますw
2月の石垣島キャンプインでは空港に総合案内所を設け、
「九州地方最長の横断幕を掲げます。」
また、離島へ向かうターミナルをマリーンズ仕様に改装し、公園全てをパーク化することで石垣島との連携を図ります。
「2008年もいろいろな仕掛けを行いますので、皆様是非、スタジアムにきてください」
という形で締めくくられました。
話自体は荒木執行役員が入られてからのお話がメインだったこと、
ファンとしての立場は語られていないこと(今回は裏方の話なので無理もないのですが)などもあって、結局決めては何?といわれるのかもしれません。
一言で言えば「ファン+選手+スタッフが共通のベクトルで頑張った」ということなのでしょう。
でも、それまでは地道な作業があったのも事実ですし、
特定の選手だけに左右されない「確定要素としてファンをどう獲得するか」という間口を広げることにマリーンズは長けていたのかもしれません。
間口は広がり、観客動員数は100万人を当たり前のように超えることが多くなりました。
ただ、その一方でいろいろな問題も起きているのは事実で。
ワールドビジネスサテライト「日本のプロ野球の戦略」
sell地域づくりと野球
- 事務局に通報しました。
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