楽天益田・戸叶引退と独立リーグのあり方について

まず忘れないうちに。


第2回トライアウトでホームランを放った楽天イーグルスの益田選手と横浜にも所属していた戸叶投手が引退を決意したそうです。

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 楽天・戸叶が引退(報知)

戸叶は投げている状態を見ていて、「もうダメだな・・・」と思ってたけど、益田はまだまだ行ける気がしたんだけどなぁ・・・ 

それは球が甘いダメな投手からHRをはなったからなのか、

選手枠の限界だったのかは分からないけども、厳しい世界であることは事実だよね。


そして独立リーグの先駆けとなった四国アイランドリーグはというと、選手には月10万円という非常に厳しい状態である。

一部では地元の飲食店が選手のために食事代をまけてくれてたりするみたいだけど、それでもリーグ自体が赤字続きである。


何故か?


・あまりにも地元とのコンセンサスが取れないままスタートしてしまった

 自分も地方との連携事業などに関わることでよく分かったことなのだが、地方に行けば行くほど、形式にこだわり、非常にオールドな「根回し」が必要になってくる。

特に町内会や自治会、地元議会などと密接な関係を持つことで信頼が出て、結果としてその人々にチケットを買っていただけるチャンスであり、ここを抜きにすると逆に総スカンを食らう場合もあったりする。 

癒着やタニマチが増えてしまう可能性があるが、ビジネスはまず、リピーターを掴むところから始まる。 

千葉ロッテのように地元自治会に監督や選手自ら赴いて「スタジアムに来てくれ」と言わなければいけなかったはずである。 


・自治体をはじめとして地元の強力な支援が得られなかった

 ヴァンフォーレ甲府のサクセスストーリーがヤングジャンプにも載っていたけど、

地元にお金を出さないボランティアのようなスポンサーからケガした選手を運ぶ担架にも広告スポンサーをつけるなど徹底した収入確保をした努力や、空き家による住宅の提供などの支援がなかったこと、

千葉マリンスタジアムのように球団を指定管理者にして球場の委託費も収入源にすることなどが出来なかったことなどが大きいものと思われる。


・そもそもお金を出してくれるスポンサーが居るほど四国の経済状況が良くない

アイランドリーグのひとつがある高知県は青森や沖縄と並ぶ失業率が高い地域である。

四国自体も主力企業が続々と倒産に追い込まれており、経済状況は正直良くない。

地域活性化の役割の一つとして期待されたアイランドリーグではあったが、スポンサー支援を収益の一つとして考えていたことが逆に見込みとしてはダメだったのではないかと思われる。


ではどうすれば選手としても、球団としてもビジネスとして成り立つのだろうか。

先に挙げた3つの課題であるのを解決する必要があるように思われる。


また、NPBとの連携をも含め、ファームとの交流戦やファーム日本選手権への参加(CSのような形態でもOK)にして話題づくりを行う必要が出てくると思われる。

ファーム自身もビジネスとして収益を上げられるような構造にしていく必要も出てくるとは思われる。

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