地域づくりと野球「野球が繋ぐ、地域がある。」


昨日、体調があまりよくなかったのですが、とあるフォーラムに参加した際、
俳優の永島敏行さんのお話を聞く機会がありました。

さすが大河なども経験した役者さんです。
今までの有識者の方々の声が小さかったのとは対照的で、
芯の通ったはっきりとした声とところどころに笑いを入れる形でお話をされていたことに
ひたすら関心してしまいました。

で、永島さんは大学まで準硬式野球部に所属していたことなどから1977年の「ドカベン」でデビユーした方なのですが、最近では農業に興味を持っており、秋田へ米作り体験ツアーを新宿からツアーで行ったり、奄美(柑橘類)・秋田(あきたこまち)・静岡(お茶)などそれぞれの地域特産のものを相互に送りあう農村ならではの交流などをやっているだけでなく、
青空市場というのを定期的に東京国際フォーラムで開催しているそうです。
(アドレス http://www.aozora-ichiba.co.jp/

この農業に興味を持ったきっかけというのが野球部時代の仲間だそうです。
秋田の田舎にイベントで行ったとき、「普段口にしているものに対して全然知らなかった」と感じて今に至るそうなのですが、その後も野球部仲間の紹介で成田市にも関るようになり、
今年には趣旨に賛同してくれた芸能人などと一緒になって「地域再生応援団」としてNPO団体を立ち上げる予定だそうです。

「旅番組で地域の情報を発信しているんだから、もっとそこでよいものを発信したい。」と仰っていたことが印象的でした。



農業の問題は深刻です。
耕作放棄地の多いところは離島・山間部といったいわゆる「限界集落」が殆どなのですが、それだけじゃないんですよね。
後継者や流通をはじめとして、様々な障害があって「農業の魅力」というものがイマイチ活かしきれていない、そんな環境です。

でも「中国の餃子」をはじめとして「食の問題」から日本の農業が見直されつつあります。
郊外の都市でよく見かける「無人直売所」がここにきて盛り返している背景にも「外国産の食品」に対する不安があるからでしょう。


以前のエントリでも書きましたが、西武ドーム前で農産物の直売を行うなんて話も出ていました。
埼玉県のもので「地産地消」を目的にしているようですが、
これだけでなく「○○選手応援デーにちなみ○○選手の地元、○○町で獲れた農産物を直売!」とかで「野球を通じて地域と地域が繋がる」なんて事があっても良いかなって思いますね。
特に大阪や東京などの大都市圏では畑や田んぼがゼロに近いですから、
選手や野球場でのイベント事を通じて地域を知ってもらうことが出来れば、地域間交流としても良いものが作れそうなんですけどね。


あとは「○○選手プロデュース 農業ファンド」的なものも良いかなって思いますね。
1万8千円ぐらいでの年間契約で地元で取れる米や農産物を定期的に送ってくれるとか。
(ただ、農業は不確実性の高い産業なので、不作だった場合のリスクをどう考えるかがポイントになりそうですけど)

曲がってたり、形の悪いものなど、規格外の農産物でも
おいしい調理方法などのレシピや農家の方からの感謝状も交えた形で送るとかしながら、1年の最後は選手のサイン入りお手紙みたいなのがつけば・・・
アリと言えばアリかもしれません。

一人暮らし用パックから家族向けなど決め細やかな形で出来れば理想なんですけどね。











































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