ミックスダブルスに挑戦してきたのだ
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よし
2010年10月16日 21:08 visibility2461
今日は同じスクールのゆみさんとペアを組んで、インスピのミックスダブルス超初級クラスに出場してきました。
超初級クラスに出るということで、よこちゃんたちからは散々「インチキだ」と言われたのだけれど、モノには順序というものがあるのです。超初級クラスに出て、そこで優勝できたら初級クラスに出て、そこで優勝できたら中級クラスに出る。それが、モノの順序というものではありませんか。
しかも、僕とペアを組むゆみさんはこうした外の試合に出るのはこれが初めてです。充分、超初級クラスの資格があります。
それに、ゆみさんはスクール内の大会でずっとずっとずっとずっと負け続けていて、このところいささかやさぐれています。ここで少しは試合に勝つという体験をさせてあげなければ、不良になってしまうかもしれません。不良になってスケバングループにでも入ったりしたら大変なので、やはりここは超初級クラスに出て、試合に勝たせてあげなければいけないと思うのです。
というわけで、超初級クラスに申し込んだというわけなのです。
少し早めに会場についたので、午前中のシングルスオープンに出ているよこちゃんの試合を見に行ったのですが、よこちゃんの姿がありません。
そのかわり、某お菓子メーカーのテニス部でよく一緒させていただいていたT松さんが試合をしています。うわっ、こんなところで知り合いに出会うなんて。
よこちゃんの携帯に電話を入れると、すでに試合を終えて、RDカップの方に行っているとのこと。
僕たちの隣りのブロックがよこちゃんの試合会場で、その隣りの隣りがnakaさんのRDカップだったのです。
RDカップからこちらにまわってきたよこちゃんと一緒に受付開始を待っていると、そこで愕然とする人と出会ってしまいます。
なんと、自称つわものの会との対抗戦で、僕を3度にわたってボコボコにしてくれたS戸さんがいるではありませんか!
えーとー、誰かのつきそいですか?
まさか、S戸さんが超初級の大会に出るわけがないですよね?
超上級レベルのS戸さんが、まさか超初級になんて……出るんですか? ホントに?
一緒に来ていた女性に試合を通してレッスンをつけるための出場だそうで、勝ちを狙うつもりはないということなのだけれど……誰だ、僕のことをインチキと呼んだのは!!
S戸さんが出場するようなハイレベルの大会じゃないかあ!!
さて、とうとう試合がスタートです。
僕たちは2試合目からなので、ゆみさんの作ってきてくれたおむすびとサンドイッチをつまみながら試合を見ていると……、これって超初級クラスの試合なんですか?
かなりレベルが高いんですけど。
がたいのいい男性が、けっこうパワーのあるフラットサービスをガンガン打ってますけど。
超初級って、どういう意味でしたっけ?
そして、僕たちの第1戦。
ちょっと試合勘がにぶっているので不安だったのだけれど、このペアは清く正しい超初級クラスのプレイヤーで、こちらが無理をせずにきっちりつなぎさえすればなんとか勝てるという相手でありました。
結果は6−1で勝ち。
ゆみさんもしっかりボールを打ってくれているので、安定した試合ができました。
この相手のペアは、自分たちの試合をビデオで撮影したりして、かなり熱心な方たちだったので、きっとすぐに上達してくることでしょう。
僕も自分の試合をビデオなどで客観的に見てみたいものです。
いったい、自分はどういう試合をやっているのだろう?
うーん、興味があるぞ。
続いて第2戦。
相手は、さっき見たフラットサーブをガンガン打ってくる男性のいるペアです。
女性に対しても遠慮のないボールを打ってくる方なので、ちょっと勝てそうな気がしません。
でも、頑張るぞ!
案の定、ガンガン遠慮のないフラットサービスをゆみさんに対して打ってきます。
それに対して、僕はまったく女性に対する攻撃ができません。男性相手にはガッツンガッツン思いっ切りのサービスを打っても、女性に対してはゆるゆるのボヨヨンサービスになってしまいます。
だって、思いっ切り打ったら、相手の女性が返せるわけないじゃん。
いや、返してもらうためにサービスを打っているわけじゃないので、思いっ切り打つのが正しい姿勢なのだけれど。
で、あげくの果てになれないボヨヨンサービスをミスってダブルフォールトなんかやってしまう。
ゆみさんからは「むこうの男性は私を思いっ切り攻撃してくるのに、なんでよしさんは相手の女性に優しいんですか!?」と責められてしまう。
いや、そう言われても、うーむ、ごめん、だけど、なんか女性を攻めるのって卑怯者のような気がして、正々堂々と男性相手に戦いたいとか思ってしまって…なんというか、だからミックスって難しいんだよお!!!(涙)
これはかなり苦しい試合だったのだけれど、でも、ゆみさんがきっちりと肝心な場面で粘ってボールをつないでくれたおかげで、試合が終わってみれば6−2と一方的なスコアで勝ちをおさめることができたのでした。
また戦ったとしたら、勝てる自信はないのだけれどね。
あとで聞くと、この相手の男性は、インスピにもRDカップにもよく出てきている方なのだそうです。
そういう人が、なんで超初級クラスに出てくるんだ?
隣りのブロックのS戸さんを見ると、宣言通り、まったく攻撃をせずに、どんなボールが来てもつなぐプレイに徹している。
その返球を見ていると、あたかもスクールのコーチがレッスンをつけているかのような返球で、そこそこ厳しいコースだけれど、返せないことはないというコースばかりとなっている。
そうやって自分でポイントを決めようとはせず、ペアの女性に練習をさせ、ミスをするとその都度アドバイスをしているのである。
いやもう、レベルが違いすぎます。
2試合を終えてブロック優勝を果たし、次が準決勝、もうひとつのブロックの2位ペアとの対決です。
このペアが、男性と女性のバランスのとれた非常に上手なペアで、これまたなんで超初級クラスに出てきたのかとっても不思議でならない。
試合はお互いのサービスキープが続き、なかなかゲーム差が開かない。
このままだと先にサービスをとった相手が勝つことになってしまう。
そこで、4−4となったところで、少し積極的に動くことにする。ネットに詰めたり、ポーチに飛び出したり、とにかく走り回ってポイントを稼ぎ、ようやくブレークして5−4。
そして、僕のサービスは、女性に対しても遠慮なく打たせてもらい、6−4でようやく勝利をもぎとる。
今日は、こんな本気の試合をする予定じゃなかったのだけど、ぜんぜん超初級の試合じゃないじゃん。本気のサービスでポイントを取りに行くような展開はまったく予想していなかったぞ。
ここでゆみさんに大きな課題を提出。
プレイが続行している最中に、「ごめんなさい」を連呼して棒立ちになるのはやめよう(笑)
というわけで、とうとう決勝戦です。相手はもちろんS戸さんペア。
ここまでS戸さんは攻撃的なプレイはぜんぜんせずにつなぎに徹していたのだけれど、決勝戦ではどういう試合をしてくるのだろうか?
で、僕としては、どういう試合をすればいいのだろうか?
S戸さんと話をしていたよこちゃんによると、僕が本気で打ってきたら、S戸さんも本気を出すと言っているらしい。
うーん、だけど、やっぱりここは本気でS戸さんと勝負するしかないよなあ。
相手の女性のレベルを考えると、やっぱり僕には女性攻撃はできそうにないので、そこはゆみさんに女性同士の戦いで頑張ってもらうことにして、とりあえず僕はS戸さんと勝負かなあ…。
S戸さんのサービスから試合がスタート。
ゆみさんがリターンを短く打ち上げてしまうと、そこに詰めてきたS戸さんが、思いっ切りスマッシュで打ち込んで来る!
うわっ、こっちが本気で打ちこんできたら自分も本気を出すとか言いながら、先制攻撃をしかけてきたよ! 嘘つきじゃん!
じゃあ、こっちも遠慮なく。
1ゲームをとられた後、僕のサービスでガッツンと打ち込んでゲームを奪う。
だけど、S戸さん、やっぱりうまい。
こっちがちょっとネット前に詰めると、絶妙のロブで何度も頭上を抜かれてしまう。
うーん、自分としては絶好のタイミングでネット前に飛び出していると思うので、それを見てからロブに変えるのは至難の業だと思うのだけどなあ。
さらには女性の方も、絶妙のロブを何度も繰り出してきて、そのたびに後ろまで全力疾走を余儀なくされてしまう。
しかも、ここにきて僕のネットプレイが唐突にボロボロになってしまい、チャンスボールを繰り返しネットにひっかけてしまう。
そして、またしてもS戸さんの思いっ切りのスマッシュがゆみさんを襲い、思わずゆみさんが悲鳴をあげてうずくまってしまう。
うわっ、S戸さん、完全に勝ちにきてるじゃん(涙)
でも、結局はスマッシュ2本以外はほとんど強打をしないままのS戸さんにとことん翻弄されて、2−6で負けてしまったのでした。
というわけで、本日のミックスダブルスは準優勝という結果となりました。
でもなあ、スクールのコーチレベルのS戸さんが超初級クラスに出てくるとは思わなかったもんなあ。
おそるべし、超初級クラス!!
しかし、これで終わるわけにはいきません。
また、超初級クラスに挑戦します。
ここで優勝しないことには、初級クラスにあがれないではありませんか。
でも、毎回毎回こんなレベルのプレイヤーが参加してきたのでは、本当の超初級者がかわいそうだよなあ。
ほんのちょっと見て帰ると思ったよこちゃんは最後まで応援してくれるし、途中でやってきたnakaさんにも最後まで応援していただきました。
ありがとうございました。
僕が女性を攻撃しないと言っては笑い、追い詰められて女性を攻撃したと言っては笑い、さらにその攻撃でミスったと言っては笑い、いろいろと楽しんでいただけたのではないかと思います。
ふっ、どうせおいらはミックスには向いていない男さ(涙)
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- 事務局に通報しました。
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