N攻撃とVc攻撃

 シングルスでは組み立てが大切です。その中の攻撃パターンです。
全て右利きを想定します。 

その前に、ダブルスでラリー中に、前衛の頭の上を超えるストレートロブを上げ、前に詰めて帰ってきたボールを、ボレーやスマッシュで決める。
これが攻撃パターンで、３球目がウイニングショットになります。

シングルスで繋ぎあったり、オープンコートだけ打つのも、一つの作戦かも知れません。
でもラリーしていて、相手のミスだけを狙っているなら、ポイントを取る確率は高いとは言えません。

繋ぎあうことができるなら、攻撃パターンを覚えた方が自信がつきます。
先手を取って攻めたいです。
シングルスの攻撃パターンと言っても、５０種類近くあるので代表的なものを紹介します。

デュースサイドでお互いにフォアでクロスで繋ぎあっています。
ストレートのコート右側で深い所、相手のバック側に１本打ちます。
ストレートに打つときは余裕があるときです。
返球されるコースは、分かりますね。①クロスか②ストレートか③ネット前です。
クロスに帰ってきたボールをストレートに打って決めます。
これがバックハンドのN攻撃です。
ボールの軌道が、逆さまですがNになります。
ウイニングショットがバックハンドになり、一番かっこいい攻撃です。
今は、N攻撃と呼ぶ人は少なくなりました。ESSCは他のネーミングがあります。
もし取られてしまったら、またラリーをすればいいだけです。
ウイニングショットをストレートに打ちますので、自分の右側に穴が開いているのを注意します。

次に②ストレートに帰ってきたら、相手側の左にオープンコートがありますので、クロスにウイニングショットを打ちます。
これがVc攻撃で、オープンコートがありフォアでウイニングショットを打てます。
だから、ベースラインの戦いで苦しいときに、ストレートに打つのは危険です。 

軌道がＶでｃはクロスです。
 
次に③ネット前のボールです。
その前に初めに打ったボールが、あまりにも良いボールでしたら、基本道理にベースラインの中央よりやや左にいると、ネット前にポロリで得点されてしまいます。
この場合は積極的にボレーに出ましょう。
後はオープンコートに打つだけです。
大チャンスのときほど足を動かして微調整が必要です。

これは攻撃パターンの一部です。
いろいろなパターンを練習してください。