西武の菊池が2段モーションの反則投球宣告を受けたことに関し、日本野球機構(NPB)の友寄正人審判長が27日、本拠地・メットライフドームを訪れ、球団側と事実関係を確認した。

 菊池は5月の登板時に反則投球の可能性を審判員に指摘されたが、注意を受けたのは今月10日のオリックス戦での投球を受けた翌11日が初めて。その際も具体的な問題点に審判員は答えず、17日の楽天戦と24日のソフトバンク戦で反則投球を宣告され、その後、問題点の説明があった。

 当初説明がなかったことについて友寄審判長は「申し訳なかった」と謝罪し、改善する姿勢を示したという。菊池は「(反則投球ではないとされる)4月のフォームに戻す。次回登板に集中したい」と話した。【谷口拓未】