トルネードで安定するという事。「琉球トルネード」中央大学・島袋洋奨。
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TTO
2013年12月16日 05:31 visibility276
身体には向き不向きが有ります。だから、性質や体格によって色々な動かし方がある。
当たり前の事です。
でも、基本となるモノは必ず存在します。
その基本をトルネード投法によって、体現できるようになったピッチャー。
それが、島袋洋奨(興南高-中央大学)なのだと見ていて改めて思う、今日この頃です。
以下、解説文です。
担ぎ投げに見えてジツは違うという。。
彼はおそらく、身体全体を使おうという意識が強すぎてオーソドックスなフォームでは力み癖が抜けずに苦労したと思います。
それが、トップポジションに捻りを加える事で、重心移動の時に上手く脱力出来るようになり、安定感が出てきたと思います。
それと真似てみると分かるんだけど、島袋のリリース位置ってちょっと変わっているんですよね。
普通は球持ちを意識して、前で離そうとするので腰をもっと押し込むように回転するんだけど、島袋は腰が回転していないんです。捻ったところから、その場でストンと下半身の力を抜く。
すると腰が斜め前方を向いた妙な位置にスムーズにリリース出来るポイントが有るようです。彼のボールは小柄にも関わらず、角度が有るのが特徴。
普通なら担ぎ投げになるはずの位置に、独自のリリースポイントを見つけた個性的なフォーム。それが島袋の「琉球トルネード」なのです。
身体全体を使うって何なのでしょう?
全身を効率良く使う方法っていまだに、しっかりした理論て見たことありません。
少なくとも、僕の周りでは。
この言い回しに惑わされ、力み癖が抜けない人間のなんと多い事か。
基本的に腕が振れない、スムーズじゃない。
リリースが不安定。
ほとんど、「身体全体を使う」という、まやかしの言葉に惑わされてのモノが僕からみてあまりに多い。
特にピッチングフォーム、バッティングフォームに於いては、身体全体を使うなんてほぼ無理です。
こんだけ長い年月ずーっとその方法論でやってきてほとんど成功しないなら、これからもできません。
そもそもの根本がおかしいんです。
僕は最近になってようやくその事が解ってきました。
古武術でいうところの「足は手に引かれて行く」のです。
動作というのは、戦国時代から上半身が主体。
下半身はそれについてくるのが望ましい。
。。島袋の話から随分脱線してしまいました。(笑)
今日はこの辺で(@_@)
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