一塁塁審の目線

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    2007年06月18日 00:56 visibility64

教育実習中には練習試合の審判をする機会もありました。
 
 下級生チーム同士ではあったんじゃが。
 
  相手は昨年の夏甲子園に出た南陽工業。

 甲子園を知らんやつらが中心じゃが、やっぱ強かった。

 ボロ負け。

 個人的には塁審からの目線が新鮮じゃった。

 両チームを客観的に見てみる。

 打球の速さとか、投手の良し悪しはスコアを見てでもわかる。

 特にチェックしたのは選手の目線。

 控えもね。

 南工は代打の準備しよるやつもバット引きも絶対ボールから目を切らない。つまり、グランドに立ってようがいまいが、試合に入り込んでおる。

 じゃが、わしらのチームはいけん。

 ボールボーイやあがりの投手はともかく、普通にベンチにすわっちょるやつも平気で下向く。

 関係ない話しよるやつもおる。

 よくよく考えると練習中もこんなんじゃわ。

 しまいにゃ、試合に出よるやつもアウトカウント忘れたり、カバーせんかったりする。

 これは気持ち以前に目線の問題。

 野球ってのはとにかく「目」が大事じゃと思う。

 野手に深く腰を落とせ!というのも、できるだけ自分の目の近くでボールを取りたいから。

 目だけでけん制もできる。

 バントの構えも「目線」を意識したもの。

 それだけに、目から離れたプレーはリスクが大きい。

 ファインプレイは目から離れたところで生まれる。

 ダイビングキャッチ、ディレードスチール、スクイズ、、、、

 サッカーみたいにフィーリングでスペースに走ることはない。

 ただひたすらひとつのボールのために。

 ボールに目が向いてないチームは弱い。

 ボールに目が向いていない人間は負ける。

 ボールから目を切ることに恐怖心を覚えよ!

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