青春の感激をかみしめながら

  • すすむ
    2010年08月02日 01:30 visibility274
最近、高校時代、大学時代、前の会社時代の仲間たちとそれぞれ会う機会がありまして、

みなみな口を揃えて「あんときと変わってないねえ〜」とご指摘とも、安心ともとれるコメントを発してくれました。


ボケた後の余計なフォロー、すべりかけたら自分の笑い声で話をなかったことにする、くどいリアクション。。。アンドソーオン。。。



ああ、わしはなんにも変わっておらんの〜と悲観するのはもったいないけえ、こんなときはあえて過去の自分に頼ってみたりする。



この時期「元高校球児」というだけで、みなみなの反応がすんごくよくなります。ちっちゃな飲み屋で初めて会ったおっさん軍団も、このフレーズに食いつき、明け方までたくましい防長っ子を拉致したのです。



自分を含め19人の仲間たちと、白球を追いかけたあの時間。


辛かったり、きつかったりした思い出は思い出したくないけれども、もし、この仲間たちともう一度野球ができるなら、思い出すだけやなくて、あのユニフォームを着て球場に行きたいくらいです。


今年も各地区の代表が出揃い、いよいよ夏の甲子園が開幕します。我が徳山高校は準優勝した防府高校に敗北したため、実質3位で高校野球との別れを迎えたとのこと。


個人的に、優勝するチームを予想するより、選手宣誓を楽しみにしています。


選手宣誓の球児は抽選のときに希望をとり、挙手した高校の中からくじ引きで選ばれます。この制度になってから、ほぼ毎年全部の高校の主将が挙手するらしいす。


歴代の選手宣誓の中で一番好きなのが、94年山口県代表光高校のこの宣誓。



宣誓。


野球を愛する私(わたくし)たちは、あこがれの甲子園球場から全国の仲間にメッセージを送ります。


ファイト、フェアプレー、フレンドシップの頭文字の「F」のマークをあしらった高校野球連盟のもと


私たち選手一同は、苦しいときはチームメイトで励まし合い、つらいときは、スタンドで応援してくれている友人を思い出し、さらに全国の高校へと友情の輪を広げるため


ここ甲子園の舞台で一投一打に青春の感激をかみしめながら、さわやかにプレーすることを誓います




以上。




青春やさわやかというちょいとクサい言葉が織り交ぜられながらも、感謝と感激の思いが凝縮された、すばらしいメッセージです。



高校球児らしさや、スポーツマンシップという言葉で大人が包み込むよりも、実際にプレイする選手たちの言葉とプレイのひとつひとつの方が、説得力があるんです。





こう考えると、自分の脳みその組織は、高校球児時代にその多くの部分が熟成され、現在に至るような気もします。



そんな夏の熱光線に照らされ、持つときに「ゎあちゃ!」となるような鉄棒のような脳みそでも、まわりのみなさまのおかげで、やってこれてるんですよね。




ついさっき、「今度甲子園に野球見にいこ〜」ってメールがきました。



暑苦しい脳みそは、高校野球がなくなるまで、冷めることはなさそうです。

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