母は元気で留守がよい、かも？

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週末になって，週初めの話を日記に書いてるのもあれですが、体育の日を入れての三連休の話です。

 

かれこれ２週間も前のファン感謝デー日記もまだ書き終えていないのに、ふらふらと遊びにいてしまった「こういうことにだけ」フットワーク軽い私です。

 

福山で行われたサテライトの試合に出かけて参りました。

 

せっかくの三連休の目玉企画（？）、ただ、福山まで行ってサッカーを観て帰るだけでは高速料金がもったいないと（←せこい）、森崎浩司選手も自身のブログで「広島の好きなところ」にあげていた尾道に久しぶりに寄って行こうかな〜などと、、、

 

尾道と言えば、「尾道ラーメン」（あれ？そうでもない？）

「朱華園」とか色々有名な店がありますが、全部、街中なんですよね〜。車とめられるかなあ。う〜ん。

 

ガイドブックやロードマップを見ながらあれこれ行きたいところを考えてたら、あれあれ、もうこんな時間、これからでかけるとちょうどお昼時にかかっちゃいますねえ。人気店はどこもお昼の時間はいついっても行列騒ぎですから、食べるまでに1時間とかやってると14時からのキックオフには間に合いません。それにジャンクフード＆TV付け連休のツケでなんとなく胃袋が疲れている雰囲気、魚介ベースとはいえ「豚の背脂たっぷり」の尾道ラーメンでは週明けの生活が心配です。

 

色々考えた末、大林宣彦監督映画「時をかける少女」にも出てきた（おやおや、年が分かるネタは避けるはず、、、、、ってもう無理よね）茶房「こもん」さんで焼きたてワッフルでも食べよう！と元気よく出発しました（我ながら、食べ物がらみだと気合いが違います）。

 

秋晴れのよい天気、山陽道を走っていると山々の緑がピカピカ光っています。

びっくりしたのは荷物を山積みにしたライダーの一団。コンテナとか丸めたマットとかだけなら分かりますが、松葉杖（一本だけですが）くくり付けて走ってる人が！！写真に収めたいところですが、ハンドル片手で事故ってもいけないのであきらめました。

 

尾道に到着したのは、ちょうど１２時、高速から市街地へ入る県道の途中にある「東珍康（とんちんかん）」さんで、お持ち帰り用のラーメンを買いました。思った通り、店の前にはずら〜っと行列が、、、広島から電話でお願いしておいたので、３分も待たない間にラーメンの袋を受け取って、いざ、千光寺公園ロープウェイ乗り場横の「こもん」へ！！

 

ところが、連休最終日のせいか千光寺公園へ抜ける道が結構混んでいました。

 

「こもん」へ到着しても、「こりゃ〜、無理かな？」

 

さすがに行楽日和です。お出かけしたいのは、皆一緒ですよね〜。「こもん」さんも人気店なので、外で順番を待ってる人が、、、。仕方なく、茶房隣のテイクアウト専門店で自分用に一つ、家族用に一箱、そして、差し入れ用に二箱、ワッフルを買いました。選手って甘いもの食べないんですかね〜。渡せないかもしれないしね〜。でも、渡せなかったら持って帰って食べちゃうし、このくらい（笑）。

 

さて、尾道からバイパスに乗って一路福山へ。会場の竹ケ端球技場は芦田川ほとりの河岸をしばらく走ったところにありました。天気がいいので河岸ではおじ様達が釣りをしたり、親子連れが仲良く遊んでいる風景が、、、平和な休日気分満載です。

 

球技場に到着。

おお〜、賑わってます、賑わってます。すでにアップが始まっていました。サンフレッチェは若手に加えて、前日、秋田での天皇杯３回戦でスーパーボレーシュートを決めた久保選手も戻って来て参加してます。秋田への飛行機は強風でかなり揺れたそうですが、腰への負担はなかったんでしょうか。

 

大分の選手、ざっと見ますが、、、ああ、やっぱり、前俊いません。当たり前か。怪我したって話も聞かないし、大分はナビスコ杯もあるしね〜。

大分の１９番、前田俊介君はサンフレッチェユース出身のFWですが、現在大分にレンタル移籍中なんです。もしかして、ついてきてないかと淡い期待をしたんですが、、、。

あ？あ？家長くん？家長くんですね。あれ。ガンバから移籍後靭帯を切って全治６か月、最近、練習復帰したという話は聞いていましたが、、、、出るんでしょうか？個人的に好きな選手なので嬉しいです。実は、前俊と家長くんが来ていないかと、尾道土産に「東珍康」さんのラーメンを二箱余分に買ってきました。

 

試合開始です。

広島は、GKに鳥栖からお借りしてる中林君、DFは千葉からお借りしてる結城選手、橋内、横竹、SH千葉からお借りしてる楽山選手、と遊佐、天皇杯にも出ていた桑田、高柳のダブルボランチ、FWは久保、ユキッチ、ルーキーの清水君の三人ですが、３トップというより、久保、ユキッチの２トップに清水君がトップ下みたいな感じですかね。

おお、やはり、家長君出ていますね。元気そうです。あの、独特のリズムのドリブル、絶好調までは戻ってませんが６割くらいまでにはあがってきているような、、、

 

トリニータはトップも守りが大変固いチームとお見受けしますが、サテライトも同様。うちのFWの３人も上手く機能していないせいか、形になっていません。トリも余り攻めて来る、という風でもなく、こりゃ−前半０−０かなと思っていました。

日向は日差しがきつそうですが、メインスタンドはちょうど良く日陰でそよそよと風邪が吹き込み、思わずうとうと、、、しそうになった４０分頃（多分）左、エリア外から久保のシュートで1点。昨日天皇杯でスーパーボレーシュートを決めて、先発４５分出場とは、体の調子もよくなってきたのかもしれません。

 

ハーフタイム、トイレに行こうと立ち上がったとき、にわかに招待席方面がざわめき始めした。何事？と思うと、なんと、昨日の大体大戦で、「ノールッキングPK」による先取点をあげたDFW槙野智章選手と、復帰一戦目にして試合を決する３点目ゴールを決めたDF森脇良太選手が観戦に訪れていたのです。そういえば、森脇選手は福山の出身です。怪我で離脱するまで森脇選手は槙野、柏木選手とともに試合後に「勝利劇場」と題したパフォーマンスをして、私たちサポーターを楽しませてくれました。愛媛FCからのレンタルを終え、サンフレッチェでレギュラーを掴みかけていた矢先、怪我から長期離脱と成り、昇格、J２優勝試合もベンチ入りすることすら出来ず、さぞや悔しい思いをしていたと思います。ようやく復帰を果たした天皇杯３回戦はまだ本調子とは言えませんが、ゴールも決めることができ、一安心。これから残り試合でのレギュラー定着へむけ、故郷の空気を吸って英気を養ってくれたでしょうか？

 

さて、後半、久保選手に替えて内田選手が入りました。内田選手はDFに入って、横竹、桑田選手が一列ずつあがったようです。トリニータも３、４人メンバー交替がありました。トリニータのHPで確認したら、交替によって半分くらいu18の選手になってしまったようです。（トリはナビスコ決勝もあるしね〜。）同時に前半よりかなり攻勢に出てくれたおかげでスペースができ、サンフレッチェも色々な攻撃の形を試すことが出来ました。しかし、イマイチ決めきれない。桑田選手、何度もシュートチャンスがあったんですが、地元だけあってちょっと力入ってしまったみたい。（アップから戻ってきたとき、スタンド最前列まで出てきた数人とため口でしゃべってたくらいですから、本当に「地元」なんでしょう。）

そして、サンフレッチェの攻撃陣はトリの固いDFをなかなか突破出来ないんです。これは辛い。

後で確認したことですが、トリの３バック中２人は初めから最後までu18の選手でした。

 

終了１０分前ごろ、観覧席辺りがにぎやかしくなったので振り返ると、槙野、森脇両選手が引き上げてゆくところでした。まるでその二人にDFが引っ張られたかのようにユキッチ選手の２点目が入りました。しかし、その後終了までトリのカウンターにさらされてしまったサンフレッチェDF陣。広島へは勝敗よりももっと大切な宿題を沢山もって帰らないといけないかも。

 

サテライトの試合なのでいつものコールリーダー達はいないんですが、（というより、秋田からまだ帰ってきてないとか？）バックスタンド側に多分どこかのサッカークラブがいて、お揃いの赤いメガホンで時々なれない応援をしていました。その声にあわせてメインスタンド側のお客さんも手を叩いて「応援の応援」。試合終了間際にはメインスタンド最上段辺りから、小さな子供の声で「サ〜ンフレッチェ」、お客さんも声をあわせて「サ〜ンフレッチェ」

 

とっても家庭的なうららかな雰囲気でした。

 

バス待ちも大賑わいながら、何となくその家庭的な感じが続いています。

先に大分の選手が２人、出てきました。トリニータファンの方々は右の隅に固まっているので、選手は荷物をバスに乗せた後、もう一度出てきてサイン等に応じていました。３番目くらいに

 

来た！家長くんです！！

 

「家長くん！家長くん！！お土産です！持って帰って下さい〜」と声をかけると、家長くんはちょっとびっくりしたような顔（当たり前ですよね、サンフレハットにサンフレTシャツ、首にはタオマフのどこから見ても「サンフレッチェおばちゃん」の私からお土産貰っても、、、、）をして、

でも、礼儀正しく「ありがとうございます」とにっこり。そして、右手で待つトリニータファンの皆さんの方へ行ってサインや写真のリクエストに応じていました。

 

サンフレッチェの選手も順番に出てきてサイン攻め、握手攻めにあってます。私は持ってきたワッフルを、ルーキーの中では今日一番の出来と思った横竹君に「バスの中で皆で食べてね〜」と渡し、帰路につきました。

 

帰ってみると、塾だ、仕事だ、宿題だと言っていた家族はよい子してお留守番（＝漫画を読んだりTVを見たり好き放題をしていることの同義語）していたので、一人でふらふら遊びほうけていた私が怒る訳もなく、皆で仲良く「こもん」のワッフルを食べました。「母は元気で留守が良い。」の見本のような三連休最終日となりました。

 

 

 

 

 

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トリの皆さん、アップ中です

手前の水色シャツが森脇選手、奥の黒い服が槙野選手です。

おいしいワッフル、茶房「こもん」さん

家長くん、食べてくれたかなあ

尾道ラーメンの「東珍康 」さんは新幹線新尾道駅近くにあります。