秋の気配

  • mw
    2008年10月31日 11:08 visibility75


<!--StartFragment-->

♪あれが、あなたの好き〜な場所。港のみおろせる小高い公園

 

この季節になると思い出す、小田和正(当時はオフコースでしたね)の名曲

「秋の気配」 です。(年の分かるネタは避けることをあきらめた訳ではありません。この曲はつい1、2年前に出たリミックスベストにも入ってハズ!だから、若い人も知ってるハズ!!

←無駄な抵抗)

 

我がサンフレッチェ、前節お休みで公式戦は約20日ぶり。急に肌寒くなって衣替えだ寝具の入れ替えだとばたばたしているうちに、既に先週の話となりつつありますが、鳥栖戦を振り返ってみたいと思います。

 

「鳥栖戦からは新戦力を試す機会にしたい」と語っていたペトロビッチ監督ですが、スターティングメンバーを大きくいじるようなことはなく、天皇杯3回戦でも起用された森脇選手と高柳選手を入れたくらいの3−6−1システム。かたや、鳥栖は広瀬,藤田の2トップで前回対戦と同じ、4−4−2

−−−−−寿人−−−−−

−−高萩−−−−柏木−−

−服部−−−−ー−森脇−

−−−浩司−−−高柳−−−

−カズ−ストヤノフ−槙野−

−−−−−昭大−−−−−

8月3日、激暑の前回対戦では、連戦の疲れや怪我人続出という台所事情もありましたが、引いて守る堅守とリズムのある攻撃との切替の早さに苦しめられ、森崎(浩)選手の値千金のミドルシュートで辛くも逃げ切ったという思い出が,私の頭をよぎります。

 

あの日、熱帯夜のビッグアーチ、試合終了のホイッスルを聞いて、しばらくピッチに大の字になっていたのは高萩選手と記憶します。

 

や〜ん、前回の天皇杯3回戦、延び延びとした大体大の選手のプレー、そしてそれをどん、と受け止めながらも「プロ」の妙味を味わわせてもらった楽しい試合から20日、のんびり羽を伸ばしていた私、インターバルの後にああいう厳しい試合は嫌だよお、徐々にならさないと年が年なんだから心臓マヒとかになるじゃん。

 

ま、しかし、今回は、2位山形に勝ち点差7、3位仙台に点差4と「絶対に勝ちたい」鳥栖なので、あのときとはまた話が違うだろうなあと思っていたら,案の定、

機動力に満ちた鳥栖の選手達の小気味よい動きで2−4−4が非常にコンパクト、高い位置からのプレスでサンフレッチェ自慢のパスワークがリズムに乗り切れません。もちろん、天皇杯3回戦はあったものの公式戦は20日ぶりのサンフレッチェですので、ちょっとボールが足に付かない場面や、選手同士の呼吸の乱れのようなものも散見しました。

 

鳥栖は、プレスはファール覚悟、そして,奪ってからリスクを恐れない攻撃。昇格枠争いも極まったこういう時期に「いちかばちか」の勝負に出る思い切りの良さ。前回対戦のときも思いましたが、個人的には大変好きなチームです。

 

前半開始20分頃までは、サンフレッチェの方が少し攻撃をしかけますが、やや単発気味。

開始5分頃、森崎カズではなく浩の方とダブルボランチを組んだ高柳からのロングパスで左サイドに開いていた服部→下がり気味の佐藤寿に一度戻して、鳥栖のDFに当て、リバウンドに走り込んで来た右WBの森脇からもう一度服部の角度のないシュート(GKにはじかれました)、7分頃、攻勢の鳥栖から奪ってすぐにカウンター、左サイド服部からのクロスを受けた柏木がワントラップ後右隅を狙ってシュート(同じくGKにはじかれます)CKは高萩、外に槙野がいますが、あえて低いクロスをニアにいれ佐藤寿のへディング(わずかに枠外)

 

その後、10分過ぎ、柏木から出たパスを佐藤寿が左からあがって来る服部に戻そうとしたところ、コースに入った鳥栖の選手の方に当たりました。佐藤寿、服部ともジェスチャーでハンドを訴えますが、審判は流し、審判近くにいた柏木が何か言ったらしく、柏木にイエローカードが出ます。

 

15分頃には中盤で回っていたパスを受けてドリブルであがって来ようとしていたストヤノフが後ろから倒され、FKをもらいます。かなり怒って鳥栖の選手を威嚇しています。

「燃えるストヤノフ」プロレスラーのようです。かなり、コワい。春頃の試合でレッドカード退場もありました。思わずバススタから「イリア〜ン!待って〜、辛抱して〜〜」と叫んだ私ですが、たとえ聞こえてもブルガリア人の彼に意味は通じません、、、、とほほ。

腰を押さえて、座り込んでいるイリアンが、次ぎ立ち上がったとき、「魚緒おりゃあああ」となったらどうしよう〜。

あ、でも、大丈夫そうです。誰も止めに入らなかったけど、プレ−再開しました。ほ。

 

その後、一進一退の攻防ですが、サンフレッチェは鳥栖の高いラインにかかってオフサイドの連発。前半終了前10分くらいはチャージをかけて来た鳥栖に、少なくとも3回はやられていますが、佐藤昭の落ち着いたプレ−で凌ぎます。

 

後半は高柳に替えて青山、柏木に替えて楽山を投入。森崎浩を柏木の位置にあげて、森崎和をボランチに。槙野を左SB、森脇を右SB、楽山が森脇の位置に入りました。

後半は森崎和を後ろにおいて、自由に動く青山の動きからスペースが生まれ、あんなに美しく決まっていた鳥栖の4バックが段々緩んでゆきます。

 

そこを待っていたかの様に、森脇の公式戦復帰第一弾のヘディングを皮切りに、森崎浩の2得点、その後、森崎浩にかわった今年のルーキー清水航平(ちなみに、オリンピック銀メダル内田航平君と同じ19歳です)のプロ初ゴール(寿人選手よりも4センチ低い166cmのちびっ子ですが、早さ、俊敏さに加えて両足同じように打てるパンチのあるキックという呼び声通り、寿人選手とのワンツーから抜け出して打った初ゴールは、利き足でない左足によるものでした。)、最後は、最も好きな食べ物はお米、「鳥栖戦に勝って、自分もゴールを決めたら、自分へのご褒美に10万円くらいするいい炊飯器を(スポンサーの)DEODEOさんで買って、新米を美味しく食べたい」とレギュラー出演しているラジオ番組で公言し、昇格、優勝後気の緩みがちな公式戦に際し自ら、モチベーションを高めていた(笑)エースが、課題としていた右足で決めて5得点。危なげなく勝利を手にしました。

 

J1昇格を祝して、珍しくローカルTV局が中継放送していたのを、帰宅してから見ましたが、落ち着いてテレビで見ると、得点のなかった前半の方が面白いことに気がつきました。後半は、今季終盤完成しつつあったサンフレッチェの勝ちパターンの典型ですが、前半は色々と新しいことを試みている、ということに気がついたからです。それをここで書いちゃうと来年対戦するJ1の皆様方に塩を送ることになってもいけないので、避けますが、、、

 

残り試合全勝で勝ち点100でシーズンを締めくくろうと、無責任なローカルメディア等は

盛り上げていますが、それはそれで地域からのニーズとして応えるつもりは満々でしょう。片目でそういうゴールもみながら、しかし、チーム、そして、ペトロビッチ監督はもう一つの目では今は見えない、しかし、現実に存在するゴールの方をも見ている気がした試合でした。

 

そんな私の感じた気配が、ほんとに気配なのか、気のせいなのか、今週末、天皇杯4回戦J1チームヴェルディ戦でも闘いぶりが大変楽しみな私です。

 

しかし、鳥栖の広瀬という選手は、本当にいいですよね。とっても小さいんですが、速いし、バネが利いてて。鳥栖の選手って皆ゴムまりみたい。余談ですが、内にお借りしている中林というGKも体は小さいですが、体が柔らかく反射神経がよく本当に楽しみな選手です。そういう選手ばっかり集めてるんでしょうか?それとも、そういう選手が自然に寄って来ちゃう土地柄なんでしょうか??

 

試合の話に戻りますが、前半戦の30分台の攻勢で1点が入っていれば違う展開があったような気がします。しかし、決定力という課題を乗り切れば本当に楽しみなチームだと思うので昇格枠云々にとらわれず、今は広く畑を耕して、いずれ一回りも二回りも大きくなってほしいって気がしました。

 

うちがJ1に行っちゃうと観る機会が減ってしまうので、ここは是非、ガイナーレさんやファジアーノさんにJ入りしてほしいなあ、、、、

 

 

<!--EndFragment-->


2ヶ月前くらいの清水航平選手


10月に入ってからの清水選手

顔がどんどん、プロの顔になって来てますよね〜

まあ、上の写真は練習後、これはサテライトの試合後なんですが、 



中林選手です。エースのブログにも書いてありましたが、全体練習後、エースの特打(笑)にいつも相手を努めています。レンタル延長してほしいくらいですが、もし、延長なくて帰ってしまっても遠くからずっと見守っていようと思う人材です。





chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。