FC岐阜のチケットは

先日、普段あまりお話ししたことのない方と会話を交わしました。
その際、息子も来年は小学生になるので電車に乗る際も
サッカー観戦もチケットが必要になる話が出た時に

「え?長男くん、チケット買うの?
 小学校でもらえるよ、行かない人ばかりだから
 友達から招待券かき集めれば、一年間タダで行かれるんじゃない?」と言われました。

あ、これが普通の感覚だよね、と、ガツンと石で殴られた気がしました。
当たり前です。
無料で行かれるなら、行きたいですよね。
わたしも日々、おつとめコーナーを血眼で漁り、
卵66円の日はこっちのスーパー…と努力を惜しみません。

2005年(東海2部時代)のことです。
夫の影響でサッカー観戦に興味がありましたし、
名古屋グランパスを応援しに瑞穂や豊田に通ったこともあり、
それなりに「サッカーを応援する文化」が自分の身の回りにあったのですが、それでも
夫がアクトスで受注生産だったFC岐阜のレプリカユニフォームを買うと聞いたとき、
てっきり彼自身の分だけだと思っていたのですよ、正直な話。
それがわたしの分もで、「あれ?え?高いのに…いる…かなあ?」と本気で思いました(笑)

長男が小さい頃は、嬉々として応援に駆けつけていたわけではありませんし
次男が、ベイビーの頃は、夜の観戦はやめておくわ、雨が降ったら行かないわ…と徹底していました。

でも、いつしか、彼の夢にのっちゃおうって思ったのです。
どうせ応援するなら、本気で応援した方が楽しいじゃない?
どうせ一緒に行くなら本気で楽しもうって。

長男が年少の時、2008年の最終戦と幼稚園の体育参観が重なりました。
親バカな物言いで恐縮ですが、長男は跳び箱が得意で代表に選ばれ誇らしくしていたので、
幼稚園に行きたいかな、彼の意見を尊重しようということになり、聞いてみると

「ゴリさんさいごだから、みにいく。幼稚園やすむ。」でした。

その年の最終戦セレモニーは、よくスタジアムに足を運んだこども(スタンプを貯めたこども)が
ご褒美で選手と一緒に手をつなぎ、パレードをしてもらえるというもので
長男はそれも楽しみにしていましたので、わたしたちは納得(内心複雑ながらも喜び)でした。

当然、先生からは「え?」という反応でしたし
周囲のお母さん方の同意は得られません。
当たり前です。
でも、サポーターお友達(といったら恐縮な程サポ大先輩な方)が長男に
「このメンバーのサッカーを観られるのは、最後だもんね。
幼稚園行事は、まだ来年もある!」と
言ってくださり、息子の意思を肯定してもらえ、とても嬉しかったのを覚えています。

話が若干、逸れました。
チケットを買うという話。

今は種まきの時期なんだな、と切に思います。
いえ、まだ種まきが続いているんだな、と。
そしていつまで続くのだろうと不安にもなります。

まずはFC岐阜の試合を観てもらわないと。
そして楽しさを実感してもらわないと。
岐阜で、Jリーグが観られる喜びに浸ってもらって、
お金を出してもまた来たいと思ってもらわないと。

わたしが、最初は「レプリカユニフォーム?う、必要か?Tシャツでいいじゃない?」と思っていたのに
段々と物欲が湧くようになったように(笑)
最初は、「後援会で招待券をもらうから、それを利用して駆使して行こうよ。
2セットシーズンパスはいらないでしょ?」と思っていたのに、いつの間にか買ってしまっているように。
「FC岐阜にお金を出す」ことに価値を感じてもらえると嬉しい。

わたしは、夫がFC岐阜にはお財布が緩いのには目をつむっております(笑)
「そのために、夜勤も頑張ってるんだからねえ」と言い合っております。
でも、その他にはうるさい(笑)
「それ買うなら、この間みていたニット帽が買えるよ」と後ろから囁きます(鬼)

食事が、ただ栄養を摂るだけのものではないように。
洋服が、ただ保温のためだけではないように。
FC岐阜のチケットは、試合を観るためだけの価値では、ないと、自覚しました。自分にとって。
いわば、遊園地のフリーパス。
夢をみにいくのです。
エンターテイメントに酔いしれ、それを日常にぐっと引きつけてるために、いくのです。
今季も、がんばれ。

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