ザスパ戦の余韻

試合前に、「勝ったら夢募金しまーす」と約束したので、勝利記念に募金一口。

2点入ったら二口いれるぞ!と頬も財布も緩んだホーム初勝利。

 

時間がスローモーションみたいにみえるって実際におこるんだ。

動体視力サッカー視力の悪いわたしには、西川選手から、ぽーんとあがったボールに

うまいこともうひと伸び呼吸があわさって(後から片桐選手のプレーと知る)

そこから、ボールが飛び出てきたー!くらいにしか分からなかったけど、

見送るキーパーの姿、ボールがズンとゴールネットを揺らした、

その二秒にも満たなかったであろう時間が、コマ送りみたいにみえた。

スタジアム全体が息をのんだ、そんな一瞬の後の、歓喜の渦。

どんな時だって、昼間だって暑くたって、点を観たい勝ってほしい気持ちに変わらないけれど

それでも「寒の戻りの、冷たい風の夜に」と言ってドラマティック度をあげたっていいよね。

「嬉しい、よかった」と笑顔で帰れるのは嬉しい。

ホイッスルの後飛び上がるのは、幸せ。

 

「染矢選手がゴールに駆け上がっていくとワクワクする」そんな選手が 決めてくれて嬉しいなあ。

他力本願な物言いだけど、「なんとかしてくれそう!」と 期待で心が躍る、それが花開くという幸せな気持ち。

サポーター冥利につきた時間というか。

 

オットは2年連続ホーム戦皆勤賞なのだけれど

(土日休みではない割に あの人はサッカーの神様に愛されてるのか、平日でも「夜勤明け」だったりと うまいこと観戦できるようにシフトがなってくれるのです)

わたしは次男が小さいうちは夜の観戦を控えていたため、

割と足繁く観戦に通っているつもりなのだけれど 昨年のホームでの貴重な3勝のうちの2戦を見逃してしまっていました。

最終節は長男が試合後のパレードに参加させてもらったので、一緒にホイッスルを聞く事なく。

「家族そろって勝利のばんざい」は本当に、本当に久しぶり。

最後に染矢選手とタッチしてもらえて、息子たちも嬉しそうでした。

積極的な次男はスタンドから落ちるんではないか、というくらいに身を乗り出してアピール。

環境が環境だから、FC岐阜を好きになるような育ち方しているんだろうけれど 一緒に応援できて、一緒に緑のユニフォームの選手を好きでいられて、よかった。

 

スタジアムに、勝ち点3の試合後に流れる「日曜日よりの使者」が聞こえて、

最終節では興奮しすぎていたせいか聞きそびれていたので、

 これまた久しぶりに聞いたよー、JFL時代の秋の浅中以来だよ、嬉しいよーと

オットと長男と一緒に口ずさむ。

「シャララーラ シャラララーラ」も、 いつもより弾んだ声になっちまうわ、と

結局、頬がゆるみっぱなしで。

ホームでの勝利は、うれしい。

ゴールは、やっぱり、うれしい。

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