浅中公園




スコアボードも時計もない、芝生がネットで囲まれたグラウンド。
初めて観たFC岐阜の試合は、ここでした。浅中公園の多目的。
岐阜の選手たちは、まだ青いユニフォームを着ていたっけ。
わたしは長男を身籠っている時で、重いおなかをヨッチラヨッチラと抱えながらスタンドまでの階段を上がりました。
妊婦はお手洗いが近いので、何度も下に降りては、少し段差の高い(登りにくい)階段をヨッチラヨッチラ。

翌年は、生まれた長男をベビーカーに乗せて、グラウンドの周りをぐるぐると歩きまわりながら観戦していました。
スタンドの向こう側は、ネットもないからボールが飛んでくる。
足もとに転がってくるボールを選手に手渡すと「ドモ」と会釈され、そして試合が再開される。
そんな距離でした。
ハーフタイムには、お客さんも選手も同じトイレに殺到するし(笑)

リーグを駆け上って行くと、試合会場は変わって行きました。
橋の向こうの大きなスタジアム(とその時は思った)
長良川のメドウ、そして陸上競技場(立派な電光掲示板!とその時は思ったw)
スタジアムが大きくなるにつれ、一番変化したのは「スタンドの階段の段差」
スタンドが大きくなることで、階段が緩やかになるのか登るのが楽になりました。

久々の多目的のスタンド、今度は次男のヨッチラヨッチラ階段昇降運動におつきあいでした。
佐藤選手の得点シーンも見逃し(涙)相変わらず試合に集中できない、浅中。
でも、この選手との距離の親密度が、岐阜サポーターのあたたかさに還元されているのだなぁと感じた一日でした。


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練習試合の時、スタンドに座っていた奈須選手に長男が直撃インタビューをしました!
奈須さんが座っている姿を見上げながら、
「ききたいことがあるんだよね・・・」とモジモジしているので
背中を押して連れて行くと、満面の笑顔で長男に「なぁに?」と聞いてくれる奈須さん。

・・・うわ!惚れぼれ。

「あのー、照れ屋なんですが、聞きたいことがあるらしくて」とドギマギしながら言うと
長男の手を握って話を聞いてくれる。

・・・うわー。涙でそう!

長男 「コーヒー牛乳すきですか?」>そんなことかよ!
奈須氏「めっちゃ好きやで。おにいちゃんのうちの冷蔵庫には、いっつもコーヒー牛乳があるんやで。
     ないと、おにいちゃんのお嫁さんが叱られちゃんだ。おにいちゃんに。」

長男 「牛乳もすきですか?」
奈須氏「もちろんやー!」

長男 「お魚も好きですか?」>ひっぱりすぎ!
奈須氏「うん、さんまとか。」
長男 「さんま好きー♪(声がうわずる)」
奈須氏「おんなじー!すきなもん同じなのがいっぱいやーん。肉もめっちゃ好き」

・・・ありがとうございまーす。(涙)
サッカーがんばる約束をして、母はペコペコバッタのようにお礼をいいまくって戻りました。
遠くから様子をみていた夫は「いい男だねー」と。
ええ!本当に!頷く目に力を込めてしまいましたよ。

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長男が、「ゴリやまさーん」「ゴリやまがんばれー」と言うので、笑いをこらえきれませんでした。
敬愛する森山選手がボールを持つシーンが何度もあったので長男も興奮気味。
帰り際に、ボールにサインをいただいたのですが、超照れ屋の息子は森山選手を追いかけて
目が合えどなかなか言い出せずにおりまして
わたしが「ボールにサインをいただきたいのですが、自分でお願いすると張り切ってきたんですけど・・・」と
助け舟を出すと、森山選手、ふふふと笑って「よーし、自分でお願いしたら書いてあげる」と言ってくださいました。
振り絞って「さいんくださーい」と言った坊主を、「言えたな、がんばったな」とほめてもらえました。

憧れの選手が身近なことで、モジモジ君は勇気をもらえ
「がんばって牛乳飲もう!」とか「サインボールで練習するぞ!」とやる気がアップ。
ありがたいことです。


















































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