サヨナラ2008天皇杯

「前へ!前へ!」と叫ぶと、ボールが通る。
「堪えて、頑張って!」と願うと、がっちりディフンス。
声援は高まり、誇りは胸に刻まれる。
わたしたちの選手は、素晴らしいハートと連携で戦い抜いた。
結果は結果。しかし、点数に現れない内容も事実。それでも、結果は結果。

後半終了間際、相川選手の蹴りだしたボールが、相手選手の顔面に当たって
脳震盪だったのだろうか、×サインが名古屋ベンチに送られた。
心配そうに、近くに歩み寄る9番。
リスタートで変わった竹内選手サイドの攻撃で名古屋が上がった。
それが、ロスタイム失点の前の出来事。

試合のデーターだけみて汲み取れることって色々あると思う。
最後の最後で堪えられなかったとか、勝負の運とか、決定力の違いとか、
名古屋はレギュラー選手じゃないしとか、色々声はあがるんだろう。
だけどホイッスルを聞いたとき、あぁ…と切ない胸を抱えながらも心底思った。
「この目で、この試合を観られて本当に良かった。」
行かれないはずの試合だったから余計にそう感じたのかもしれない。
今までどんな負け試合でも、(子どもが走り回るのに付き合って)内容が全然観られない状態でも
来なければよかったなんて思ったことはないけれども
こんなドラマティックな試合に立ちあえた幸せに感謝!と思った。
歌いすぎて、子どもを抱っこで飛び跳ねすぎて、腹筋と腕が筋肉痛になりそう。
でも完全燃焼は心地いい。

「キャプテンりゅうじの次は、キャプテンこじまだったね、ヤングじゃないコジマオレ!のキャプテン。
 キャプテンきくちだったね、きくちかん。きくちかんがヒューってボールをとったんだよね。
 まけちゃった、だけど あいかわ!しんやーしんやーおまえのゴールをしんじてるー♪」
というのが、息子のダイジェストでした(笑)
そうなの、次ね。次のゴールをしんじてるー。「残念」「あとちょっと」トンネルをぶち抜けてほしい。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。