ほんとに情けない

  • DIME
    2010年03月16日 23:08 visibility179

この反応速度の鈍さ。
数千万ぐらい既にかけていた広告宣伝費が吹き飛んだとしても、WBC制覇直後に「世界一」って言わなければ意味がないんだっていうのよ。

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「ここに、世界一がある。」=プロ野球今年のスローガン
 プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)は16日、東京ドームで記者会見を開き、2010年シーズンの統一スローガン、「ここに、世界一がある。」を発表した。
 日本は昨春の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大会連覇を達成。スローガンには、日本の野球が世界一であることに誇りを持ち、今後も野球界発展のための努力を惜しまない、との決意を込めた。
 第2回WBCで日本代表を率いた巨人の原辰徳監督は「各チームが勝つために、日本一になるために、全力でファンを魅了する戦いをしたい」と語った。
 また選手、監督、コーチに日本プロ野球の歴史に残る最高の試合、名勝負・名場面を挙げてもらう企画を実施。結果を7月以降、NPB公式サイトで順次紹介する。 (2010/03/16-18:39)
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以下、2009/3/24の日記。

ここでちゃんとやってほしいのは、「世界一」だと喧伝して回ること。
特に日本国内での過剰なMLB優越意識を少しでも減らすチャンスなのだから。
前回のWBC優勝の時には「世界一からの挑戦」というスローガンを一年過ぎた後の翌シーズンに掲げるという馬鹿もはなはだしい事をやっていたわけで。
今なぜだか知らないけれど、突発的に熱気がうずまいている、これをどれだけ利用できるか、NPBのビジネス感覚が問われるところ。
この熱気は多分とっても冷めやすい、前回みたいに一年後だなんてもってのほか、2週間(ペナント開幕)でも遅い、開幕前までに二手ぐらいはうってほしい。


いつもいっているとおり、個人的にはMLBとNPBに差があるとは思わない。少なくとも短期決戦でひっくり返る程度の差(というのがありえないほど大きな差でもあるのが野球だが)しかない。
現実的なところ、短期戦で「正しい実力」が図れるわけではないけれど、運良く連覇することが出来たんだから、「ベースボールの中心はアジアにある」と強弁できるぐらいの根拠は得られた。
これは大チャンス。「MLBとNPBの差なんてこの程度のものなんですよ」ってのをNPBは声高に叫び続ける必要がある、次のWBCまでずっとね。


この優勝を「NPBの発展」に繋げられないのだとすれば興業的には意味が無い。MLBと違っていろいろ目をつぶって、ペナントレースより優先させて取り組んできた意味が無い。
なんでこうも急に目が集まったのかは知らないが、この集まった耳目をそのままNPBにどれだけ持ってこれるかがWBCにおいて一番大事なこと。


ベストメンバーを組めていないのだとすれば、ベストメンバーを組めていない彼らの不手際、怠慢。それも含めて実力、運も実力。
勝ちは勝ちなんだから、それを最大限、商売に活かす努力をしなければいけない。私が一番注目してるのはそこ。
今からでも遅くない、今年のNPBのスローガンを「世界一の野球リーグはここにある」ぐらいにでも変えるべきだよ、それぐらい吹いとけばいいの。

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それにしても、スローガンのなんという既視感(笑)
一年あったんだからもうちょっとなんか持ってこようよ。しかもむしろ表現弱くなっているし。
一年寝かせたんだからさぁ、最低限 「MLB<NPB=世界一」ぐらいにしなきゃ意味ないっていうのに。

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