かっこいい

  • DIME
    2008年11月15日 12:02 visibility204

そう、素直に賛辞を送りたいです。中村に対して。

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下交渉で決裂…ノリ急転!FA宣言でハムへ
 
中日の中村紀洋内野手(35)が14日までにFA権を行使する意思を固め、必要書類を提出していたことが分かった。12日までに中日と数回の下交渉を行ったが決裂。他球団への移籍を前提として、02年オフ以来自身2度目となるFA宣言を決断した。移籍先は近鉄時代の指揮官でもある梨田監督の日本ハムが最有力とみられる。 【中村紀洋プロフィル】
シーズン中に「ドラゴンズに骨を埋めるつもり」と話していた中村紀が急転、FA宣言することになった。本紙の取材に「中日ドラゴンズ、落合監督には拾ってもらって感謝してます。でも、僕にもここまで一線でやってきたプライドはある。いろんな思いもあるし…。FA権を持ったまま終わるのもいやだし、残りわずかな野球人生。家族とも相談してもう一度、頑張ってみようということに決めました」と胸の内を明かした。
中日とはオフに数回、電話で下交渉を重ね「一度会って話したい」と12日には球団フロントと名古屋市内で極秘交渉を行った。だが、納得できるものではなく、他球団への移籍を前提に権利行使することを決めた。
悩み抜いた末の結論だった。2007年1月にオリックスを自由契約となり、浪人を覚悟していたところで、中日に入団テストで拾われた。育成選手からはい上がり、同年の日本シリーズではMVPを獲得した。
今季は腰痛と闘いながら140試合に出場し打率・274、24本塁打、72打点。だが、ウッズが解雇され、森野を三塁に専念させるプランが浮上。さらに落合監督はオフの補強について「センター、ファーストを守れる外国人の獲得を目指す」と明言。中村紀を構想外と言わんばかりの球団の姿勢が移籍へと気持ちを動かした。
「来てくれる球団があればどこへでも行きます。自分はCランクだから、どこか来てくれるでしょ」と中村紀。移籍先として有力なのは近鉄時代の恩師でもある梨田監督が率いる日本ハムだ。大砲の獲得がオフの課題となっており、年俸も5000万円と高額ではないため獲得に乗り出す可能性は高い。02年に近鉄からFA宣言した際にも梨田監督の説得によって翻意し残留を決意。再び“いてまえタッグ”結成は十分にありそうだ。
[ 2008年11月15日 スポーツニッポン]
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衝撃 ノリFA宣言 残留か移籍か「今は白紙」

中日の中村紀洋内野手(35)がフリーエージェント(FA)宣言することが14日、分かった。既に球団には必要書類を提出済みで、19日に連盟公示される。移籍ありきの宣言ではないとはいえ、主砲・ウッズに続いて右の大砲の退団危機。川上憲伸投手(33)は15日にFA手続きをする。
まさしく衝撃の一報だ。エース・川上の宣言よりも早く、既に宣言に踏み切っていた竜戦士がいた。中村紀は球団に関係書類を提出済みであることを認めた上で、宣言に至った経緯を説明した。
「球団に文句があるのではありません。あの(一昨年オフの)騒動の中、ボクを獲得してくれたのはドラゴンズだし、こうして2度目の権利を取得できたのもドラゴンズのおかげです。落合監督にもすごく感謝しています。でも、この先そう長くはない野球人生を、権利をもったまま終わりたくなかったんです」
4月14日に2度目のFA権を取得。そのころも今も、中日への感謝の思いは変わっていない。ただ、日を追うごとに“自問自答”の機会は増え、出したはずの答えが揺らいでいった。「このままで後悔はないか?」。もう一度、宣言する−。それが中村紀が苦悩の末にたどりついた結論だった。
「行き先? もちろん白紙です。何も分かりませんよ。どこからも話がなければ、使って残留ということもあります。来年もお世話になるかも分かりませんということは、球団にも伝えているし、落合監督にもお話しさせてもらいました」
宣言イコール移籍ではないことを中村紀は強調した。中日を含め、すべての球団に門戸を開く。ただ、推定年俸5000万円は、今季から導入された新補償システムでは、Cランク。つまり、獲得する球団は中日への補償の必要はない。これが追い風となり、移籍となる可能性は十分にあるのだ。退団したウッズに代わって、来季は一塁・中村紀が基本構想。いずれもチーム最多の35発&77打点のウッズに続いて、24発(2位)、72打点(3位)の中村紀がオーダーから消えることになれば…。
「この権利を使う機会をドラゴンズにいただいた。そう思っています」。選手の権利を行使する中村紀。結末は誰にも分からない。あわや野球浪人の危機からはい上がった大砲が、再び、そして自ら望んで荒波へと身を投じた。
【補償制度】今年からFA制度が大幅に見直されたが、取得年数以外で変更されたのが補償制度。
各球団ごとに日本人選手の年俸順に上位3位までをA、4位から10位までをB、11位以下をCとランク付け。Aは年俸の80%または人的補償+50%、Bは年俸の60%または人的補償+40%、Cは人的・金銭ともに補償なしとなった。また、Cクラスは各球団2人までとされていた獲得制限はない。中村紀の場合、本紙推定では中日で14番目となっている。

2008年11月15日 中日スポーツ
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「本人の同意なしに減額制限を超えてはならない」と決まっていると筋を通した結果、苦渋を嘗めさせられることになって、中日への入団にいたる経緯も結局球界全体で総スカン喰らわせていたようにも見えました。
それは他人には及びも付かない、よほど苦しかったことでしょうから、FA資格を取得しても行使しないと彼が言っているのを見ても、それぐらい大変だったんだろうから、としか思わなかったんですよ。
でもここでまた大きな決断をしてくれた。彼個人の立場・考えがあったように報道されていますけど、私としてはそれ以上に、「選手の権利を示す」行動をまた改めて行ってくれた、そう感じます。
とかく、選手がまるで球団の所有物であるかのように語られることが多い現在、「球団に感謝しているのであれば球団の意向に沿え」という風潮がある中で、球団に感謝することと、選手としての権利は全然無関係であると言う当たり前のことを当たり前に示してくれた。
そんな中村をとてもかっこいいと思います。

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私前々から言ってるじゃないですか、補償が無くなるって言うことは巨人や阪神のような側に有利になるわけじゃないってことを。
それが示されるチャンスです。補償がなければ今までは獲得に乗り出す事の無かった球団でも獲得することが出来るんだと言うことも是非示されて欲しいと思います。
あえて名前を出しますけど、広島は獲得は無理でしょうか。黒田・新井流出の中で年俸総額は下がっていたんじゃなかったでしょうか。他球団とも渡り合えるような額、何億かぐらいな捻出できませんか。補強ポイントには合致していますよね
FA制度が正しい方向に変わっていくためにも、できることなら「かっこいい姿」を見せてくれるには広島が一番うってつけだと思います。
いつもなら他球団のことに関して好き勝手なことは書くべきではないと思っているのですけど、許してください。

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