僕らが球場へいく理由 第4部

  • winters
    2006年12月24日 11:09 visibility45


 

私は学生時代にサッカー場の売店で
アルバイトをしていました。

 

野球好きの私がなぜサッカー場で
働いていたかと言うと、
野球とサッカーのシーズンがほぼ逆だったので
冬にサッカー場で稼いで、その資金で夏に野球場へ
出掛けていくのに都合が良かったからです。



 

しかも大好きなスタジアムの雰囲気に
毎日触れられるという点でも好都合だったわけです。

 

今でこそJリーグなんて言ってますけれど
当時はまだ日本サッカーリーグと言って
人気も無く観衆も疎らでした。

 

まさかほんの10数年で
浦和レッズがあれほどになるとは!
当時の三菱自動車サッカー部を観ていた
私にはいまだに信じられません。
現在FC東京監督の原さんや
あのミスターレッズ福田選手も当時は
普通に私の前を歩いてましたよ。





 

売店が混むのはハーフタイムの時だけなので
試合中には良くスタジアムを眺めていました。
(ほんとに、のどかなんです)

 

試合を観ることももちろんですが、
観衆が少なかったので

ひとりひとりの人間をみていると
なかなか興味深く面白かったです。

 

タイプ� お付き合い
当時のサッカーは企業のお抱えチームばかりだったので
その企業の社員と家族たちが、弁当・応援グッツ付の
招待券をもらってとりあえず来ているという人が
どのチームも結構いました。チアガールを擁する企業
なんかもありましたけれど
試合途中で帰ってしまう人も多く
なにかさみしいものを感じました。






 

タイプ� グルーピー
人気が無いとは言え、若くてカッコイイ男には
女性がつきまとうのは世の常。モデルみたいな
美人がなんでこんな寒くてひと気の無い所に?
っていうのは大体選手の彼女ですね。



 

タイプ� コアなファン
日本サッカー協会のフリーパスかなんか
首からぶら下げて、高校サッカーからトヨタカップまで
行っちゃう人々です。中途半端にサッカーの話題など
始めようものなら、すごーい深みに、はまるので要注意。



 

タイプ� 解説君
現代で言う所のオタクさんです。
開門前はひとりでリフティング練習。
スタジアムへ入るとブツブツひとりで
技術論や戦術の解説を始めます。



 

まあ昔のパ・リーグの球場も似たような感じでしたが
パ・リーグ球場の場合この他に
ヤジ将軍という独特のタイプが加わります(笑)

 

ヤジられた選手の顔が真っ赤になるような、
なんでそんなネタ知っているの?という
鋭いキラーヤジを放つダミ声の主が
不思議とどこの球場にもいました。


 

これを聞きに行くのも球場観戦の
醍醐味でしたね。

 

最近は観衆も増加して個性も多様化の時代なので
もっともっと色々なタイプの人間観察ができますね。

 

日記のネタになりそうな人間は結構
スタンド側にも転がってますよ。

たまにはこんな楽しみ方も如何でしょうか?

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