佐賀学園エースの好投の裏側

今日は野球のテクニック的な話をしたいと思います



 佐賀県大会で優勝した佐賀学園のエース



 5試合を全て完投、自責点2、防御率0.40という驚異的な記録で大会を終えました



 特に、決勝戦では準決勝でプロ注目、現在高校生左腕でナンバーワンのスピードボールを投げる、多久高校の宮島君を打ち崩した
佐賀商打線に対して、2失点という投球でした



 ではなぜ彼が佐賀商打線を抑えられたのか?



 いくつかもちろんあるのですが、私は…



『準備』『徹底』



 だと思います



 私は前日の準決勝も観戦に行ったのですが、その時に佐賀商打線をしっかりとチェックしておきました



 私の周りには、高校野球好きがたくさんいるのですが、佐賀商の評判が圧倒的に良かったので、何がいいのか知りたかったからです



 もちろんその情報を佐賀学園のエースに伝えることが1番の目的です



 そして準決勝の佐賀商を見て感じたこと…



『あいつなら抑えられる』



 そう確信しました



 なぜそう思ったか?



 確かに、佐賀商の打線はいいです



 何がいいかというとみんなセンスがいい!



 基礎的な部分はしっかりと徹底できてるな、と感じました



 しかし探せば穴があるもんです



 やはり弱点があるんです



 『バットの出し方』、ボールコースによるバットの出し方で大体その選手がそのコースが得意なのか、不得意なのか分かります



 特に要注意の1、2、3、4、5、と当たっている7番はしっかりとチェックしておきました



 準決勝が終わり、佐賀学園エースに



『佐賀商打線絶対抑えられるよ!』



 と声をかけ、後ほど佐賀商打線の攻め方について連絡しました



 まずは私が彼に聞きました



『明日の佐賀商打線に対してはどんな対策、攻め方考えてる?』



 すると、



『アウトコースを狙われるだろうから、インコースをよく使う』



 と返ってきました



 私はインコースを得意とする選手もいるので、今度は各打者に対してどう攻めるのか聞きました



『○番はこう、何番はこう…』
(佐賀商には2年生選手もいるので詳しいことは書きませんね
 新チームのエースも見させて頂く予定なんで企業秘密です!)



 彼はしっかりと相手バッターに対して


『準備』『対策』


 ができてたんです!



 その考えに、私の考えもアドバイスして、月曜の決勝戦に臨みました



 そして試合を見ると、彼は昨日言った通りのことをしっかりとやっていました



 だから慌てないんです!



 非常に落ち着いてるんです



 自信満々なんです!



 自信ってどういうところから生じるのか?



 うまいから?凄いから?



 違います!



 しっかりと『準備』『対策』しているから自信が持てるのです



 出来るか出来ないかで考えると『不安』か『過大自信』になってしまします



 出来るか出来ないかなんか誰にも分かりません



 それよりも『何をしなければいけないのか?』



 これをしっかり考えることが、『本来の自信』となるのです



 彼は本当にしっかりと自分が考えているピッチングを淡々とやり続けました



 特別凄いボールがあるわけではありません



 相手バッターをしっかり見て、このバッターにはどういう攻め方でいくのか確認して、



 そしてそこに丁寧に投げるんです!



 ただ、これが出来たのはやはり彼だからだったんです!



 その秘密はまた次回!(引っ張り続けます!)

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